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イ・スンホン教授 "‘1番’はすでに証拠能力を喪失した"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/433836.html

原文入力:2010-08-06午前10:08:32(1585字)
ソン・テホKAIST教授主張を逐一批判 "大学1年の物理学教科書だけ見ても分かること"

イ・スンホン米国バージニア大教授(物理学)が 「魚雷の1番文字が爆発後にも焼けないこともある」というソン・テホKAIST教授(機械工学科)の主張に逐一批判して出た。

イ教授は5日、インターネット媒体<プレシアン>を通じて公開された報告書で、ソン教授が提示した初期条件をそのまま利用しソン教授の論文が爆発状況を再演することにどれほど失敗したかを反論した。イ教授は<プレシアン>とのインタビューで「爆発で発生したエネルギーが気体(バブル)に変化し膨張(衝撃波)する過程は、ソン教授が主張したように理想気体が△内外の圧力が同一に維持され△膨張が比較的ゆっくり起きる‘可逆過程’ではなく、内外部の圧力差が大きい状況で発生する‘非可逆過程’」 と指摘した。

イ教授は報告書で簡単な数式を利用し 「ソン教授の言葉通りならば、人が爆発現場に立っていれば凍って死ぬだろう」と皮肉った。「魚雷爆発で発生した気体の膨張がソン教授の論文のように進行されるならば、爆発直後 初期バブルは半径0.33m 温度が3003℃になり、これが魚雷の長さの7mに該当する所まで膨張すれば零下63℃(209K)になる呆れ返る結果を得ることになる。」

<プレシアン>はイ教授の話をこのように説明した。「ソン教授の仮定のように、バブル内外の圧力が一定の状況でバブルが膨張しようとすれば、バブルは自身が持っているエネルギーを消耗しなければならない。(互いに連結された注射器に同じ量の水を満たせばバランスが取れる。こういうバランスを壊そうとすれば当然、片方の注射器に力(エネルギー)を与えなければならない)このようにバブルが膨張しながらエネルギーを消耗すれば、当然バブル内部の温度が下がる。バブルがずっと膨張すれば温度もずっと落ちるが、イ教授が7mまでバブルが膨張した時の温度を計算してみたところ零下63℃という結果が出たのだ。こういう結果は私たちが爆発について思い浮かべる常識と合致しない。」

イ教授は魚雷爆発で発生したバブルの膨張過程を '非可逆的過程' と仮定した。イ教授は「ソン教授の初期条件をそのまま持ってきて使えば、爆発直後の初期バブル内の圧力は2万気圧に近い」として「大気の気圧は1気圧だから、バブル内の圧力に比較すればバブル外の圧力は真空(気圧=0)と見なすことができる」と説明した。内部の圧力が外部の圧力より数万倍(実際には数十万倍)高いので、バブルはあたかも真空中で気体が膨張する非可逆的過程と似ている。こういう非可逆的過程では膨張前と膨張後の温度が全く同じだ。なぜなら、バブルが膨張する時、あえて追加エネルギーを消耗する必要がないためだ。(互いに連結された注射器の片方にだけ水を満たしておけば、何の力を集中しなくてもこの水は他の注射器に流れバランスを取る。)

イ教授は報告書で「このように膨張前と後の温度が同じ非可逆過程を念頭に置き、魚雷爆発に焦点を合わせてみれば7mの距離に離れている人は摂氏3000度の気体で火傷を負う」として「これは理工系大学生が1学年の時に習う物理学教科書に出てくる事実」と指摘した。イ教授は「韓国、北韓の人なら誰でも韓国産インクで書ける '1番' は、すでに証拠能力を喪失した」として「こういう状況でソン教授がとんでもない論文を出し、混線を煽るので、非常に簡単な反論をしてみた」と説明した。

eニュースチーム

原文: 訳J.S