原文入力:2010-08-05午後03:42:34(1773字)
'現場調査団', 爆発原点 200m地点で発見
座礁で沈没 確認される場合、天安艦事件にも影響 可能
国防部関係者 "数十年前に沈没した商船と推定"
イ・チュンシン記者、キム・トソンPD
←4日午後、ペクリョン島、蓮花里近海に位置した天安艦爆発原点周辺を魚群探知機で探知すると、すぐに沈没している大型船舶を発見できた。 イ・チュンシン記者 cslee@hani.co.kr
天安艦沈没地点と近い海底に2000t級船舶が沈没していることが確認された。
チェ・ムンスン議員(民主党)とイ・ジョンイン アルファ潜水代表が主軸になった‘天安艦事故現場調査団’は4日、ペクリョン島、蓮花里前海岸から2.5km離れた天安艦爆発原点付近をGPSと魚群探知機(ソナー)で探索中にこの沈没船舶を捜し出した。この船舶が発見された地点は合調団が発表した天安艦爆発原点から北西側へ200m程度離れた地点であり、艦尾が発見された地点や‘1番魚雷’の残骸物を除去した位置からは400m程度 離れている。
これに対して国防部は「沈没時期および種類も正確には分からないが、数十年前に沈没した商船と推定される」と明らかにした。国防部はまた「(沈没船舶の存在は)ペクリョン島住民たちの間にすでに知られた事実であり、ペクリョン島現場にきた一部記者も知っていた」と伝えた。
船舶の沈没経緯は即時に確認されなかったものの、沈没原因が座礁などと確認される場合、天安艦沈没原因を巡る論争が新たな局面を迎えるものと見られる。これまで合調団は天安艦が沈没した位置の水深などを挙げ、座礁の可能性を否認してきたが、その付近で2000t級船舶が沈没したとすれば、天安艦事件と関連しても その可能性を全面的に排除できなくなるためだ。
←4日午後、天安艦事故現場に到着したアルファ潜水の潜水士たちが水中探索のために潜水準備をしている。 イ・チュンシン記者 cslee@hani.co.kr
この船舶が発見された場所の水深は42~45m程度だ。水深測定のために漁船から海底に下した磁石にはこの沈没船の残骸と見える金属破片が付いて上がってきたが、黄金色に錆びているなど副食状態が激しいと見られた。漁船に搭載された魚群探知機で沈没船舶を観察した結果、船首が北西側に向かっており、船体が傾かずに沈んでいると確認された。
天安艦事故現場調査団を事故海域に案内したチャン・某船長は 「以前から事故海域付近で釣りをした釣り師たちの中に、稀に沈船の存在を知っている人がいたが、これほど大きい船だとは知らなかった」と話した。
←漁船の現在位置と天安艦事故位置近隣に沈没した船舶の位置がGPSに現れている。 イ・チュンシン記者 cslee@hani.co.kr
イ・ジョンイン アルファ潜水代表は「ソナーに現れた沈没船の突出状態を見れば、海底面から8~10メートル程度は上に出ており、船体の高さは10m程度と思われ、形から見て2000t級の商船と推定される」と話した。イ代表は「この程度の船舶が沈没していたとすれば、はえ縄漁船が天安艦を捜索する過程で網が沈船の船体にかかるかもしれず相当な不便を感じただろう」と話した。
チェ・ムンスン議員は「当時、はえ縄漁船船長がこの沈船を避けて天安艦残骸捜索作業をするのにとても困ったという話を聞いた」と話した。これに伴い、当時 合調団がこの沈没船舶の存在を意図的に隠したのではないかとの疑惑も提起されている。天安艦艦尾捜索に参加した中央119救助隊イ・ギウォン隊員は「事故海域を捜索する当時には、天安艦艦尾の他に他の船が沈没しているという話は聞いたことはない」と話した。
5日、調査チームは事故海域に潜水士を投じて沈没船舶の正体を直接確認しようとしたが、気象状況が悪化し探査をしばらく中断した。
ペクリョン島/イ・チュンシン記者、キム・トソン<ハニTV>PD cslee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/433670.html 訳J.S