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天安艦現場で 5日から 軍事訓練

原文入力:2010-08-04午後08:06:02(1380字)
西海で事故後初めての射撃実施
北 正面対抗公言し 緊張昂揚

クォン・ヒョクチョル記者

←‘不屈の意志’第2弾  北韓の天安艦攻撃にともなう対応次元で実施される西海対潜水艦訓練を控え、4日午後 仁川、甕津郡、大青島の港に海軍艦艇が停泊している。 大青島/連合ニュース

先月25~28日の東海 韓-米連合海上訓練に続き、5~9日に西海上で実施される韓国陸・海・空軍合同対潜水艦訓練の最大の特徴はその場所だ。軍は天安艦が沈没した西海を対潜水艦訓練場所に定め、今回の訓練性格が天安艦事態にともなう対応訓練であり、対北韓武力警告であることを明確にした。特に天安艦沈没事態以後、初めて西海北方境界線(NLL)付近海域で射撃訓練が行われる。ペクリョン島近海で艦砲・水中射撃が、ペクリョン島と延坪島では北韓軍の上陸を阻止する訓練を行い、K-9自走砲の射撃も予定されている。

キム・ギョンシク合同参謀本部作戦参謀部長(海軍少将)は4日、国防部定例ブリーフィングで「西海訓練では敵潜水艦による挑発と北方境界線付近で予想される敵の挑発類型に対するオーダーメード式実戦的訓練を行う」として「敵潜水艦を探索・撃滅する訓練と海上・地上射撃および魚雷発射訓練が含まれている」と明らかにした。キム・ギョンシク部長は「北韓軍浸透および局地挑発に備えた訓練を集中的に行うことになる。特殊部隊を乗せ高速浸透が可能な空気浮揚艇応用戦闘艦対応訓練も含まれるだろう」と話した。

去る3日、北韓軍が西海訓練に対し‘物理的対応打撃’を公言した経緯があり、今回の訓練期間に南北間軍事的緊張高揚が避けられない展望だ。西海訓練が軍事的に敏感な北方境界線付近でなされ、訓練内容も対北韓圧迫に焦点が合わされているため、北韓の‘物理的対応打撃’主張が見えすいた脅しに終わらないことがあるためだ。直接的な軍事衝突ではないにしても、北側の対応射撃訓練の可能性があるという指摘が出ている。

北韓の‘物理的対応打撃’主張と関連して、軍当局はこの日 「正当な防御的訓練に対して言い争うこと自体が一種の挑発」と反論した。だが、訓練期間の軍艦襲撃など万一の事態を予防するため駆逐艦など訓練に参加する主要艦艇らは北韓地対艦ミサイル射程圏外の平沢北側海域に留まると発表された。今回の訓練には独島艦(1万4000t)と4500t級韓国型駆逐艦(KDX-Ⅱ),1800t級潜水艦など29隻の軍艦と戦闘機KF-16(空軍)と対潜ヘリコプターのリンス(海軍)等、航空機50機余り、陸軍の海岸警戒部隊、海兵隊兵力など兵力4500人が参加する。

訓練初日の5日、海軍艦艇の戦闘機動および対潜水艦追跡訓練が展開され、6日には海上自由攻防戦、海岸砲攻撃対応訓練、特殊作戦部隊浸透対応訓練が予定されている。7日には合同対空射撃訓練と夜間対潜自由攻防戦などが、8日には対艦射撃訓練と敵魚雷探知対応訓練などが実施される。最終日の9日には潜水艦浸透に備えた訓練が続く。

クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/433550.html 訳J.S