原文入力:2010-07-29午後07:21:18(1777字)
与党 補欠選勝利 翌日 電撃発表
8月10日頃 7~8部署交替 予想
大統領府 "後任総理 政治家 排除される模様"
ファン・ジュンボム記者,キム・ミョンジン記者
←チョン・ウンチャン国務総理が29日午後、ソウル、世宗路の政府中央庁舎で辞退意思を明らかにする記者会見を行った後、エレベータに乗り執務室に戻っている。門が閉まる瞬間、エレベータ門にチョン総理を取材する報道陣の姿が映っている。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr
ハンナラ党と大統領府が7・28再補欠選挙勝利に湧いた29日、チョン・ウンチャン国務総理は午後に記者会見を行い、辞退の意志を公式発表した。
チョン総理は「物足りなさと自責感を後にしたまま、すべての責任と過ちを私が担い総理席を去ろうと思う」とし「ただし国政の空白ができないよう後任総理が決定される時まで最小限の責務は遂行する」と明らかにした。李明博大統領はチョン総理の辞意を受け入れたと知られた。
当初6・2地方選挙敗北と世宗市修正案の国会否決直後、チョン総理辞退観測が支配的だったが、改閣が8月に遅れるなかでチョン総理留任説が頭をもたげた状況だった。そして、この日チョン総理の電撃的な辞退発表は与党が補欠選勝利の喜びに浸る暇もなく‘内閣全面刷新’の信号弾を打ち上げたものと受けとめられた。
後任総理を含め執権後半期を共にする内閣改編に対するイ大統領の構想も本格的に始まった。イ大統領は8月初週の休暇期間に後半期の国政運営と改閣構想を終え、10日頃に改閣をすると発表された。キム・ヒジョン大統領府報道官は "原点から検討している" と話した。長官は2年を過ぎた長官など 7~8部署が交替させられると発表された。イ大統領は引き続き光復節祝辞で後半期の国政運営方向を提示し、新たな出発をする方針だ。
大統領府核心関係者は「改閣の概念は変化、和合、疎通、未来などになる」 として 「最近、イ大統領が強調している親庶民も強く反映されるだろう」と話した。特に改閣の象徴となる総理を巡っては、これまで言論に名前が挙がっていない第3の人物を探しているという話が出ている。長官たちの場合、大統領府にすでに3選議員出身のイム・テヒ大統領室長とチョン・ジンソク政務首席が配置されただけに、内閣に政治家が多く起用される可能性は低いと大統領府関係者が伝えた。部署内部からの抜てきや外部専門家をまず検討していると知られた。
イ大統領は補欠選勝利で今後の国政運営に自信を得たと見られる。ハンナラ党の議席が167席から172席に増え、‘李明博の男’と呼ばれるイ・ジェオ前議員とユン・ジンシク前大統領府政策室長が院内に進入したことにより、党-大統領府関係も一層安定的に維持されるものと大統領府は期待している。
大統領府は補欠選勝利したが親庶民基調はずっと継続するという方針だ。イ大統領はこの日「党-政-大統領府は今回の2度の選挙を通じて現れた国民の意思を深く心に刻まなければならない」として「より一層、謙虚な姿勢で国政に最善を尽くす」と話した。大統領府関係者は「今回の補欠選勝利は有権者が親庶民政策を着実にきちんとしろとの信号を送ったこと」としつつ「最後の機会という気持ちで着実に庶民政策を具体化していくだろう」と話した。政府は来月、中小企業興し対策、庶民非課税・減免延長方案などの発表をはじめとし今後 金融、不動産、教育などの政策を出す方針だ。
だが、4大河川事業はイ大統領が‘技術的な微細調整はありえても、速度調節や中断はない’という意思が固く、論難が続く展望だ。また、イ大統領が私的組織の国政壟断事態にどの程度 断固たる態度を示すかも後半期国政運営の主要照尺になるものと見られる。ハンナラ党内でもイ・ジェオ前議員の院内復帰に対し親朴槿恵系は警戒のまなざしを送っており、党和合も解決しなければならない課題だ。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/432698.html 訳J.S