原文入力:2010-07-28午後07:28:53(1481字)
政府 "対北韓警告 成果" 専門家 "韓半島 外勢介入 強まる"
ソン・ウォンジェ記者
←キム・テヨン国防長官(右側2番目)が27日、東海で訓練中の核推進航空母艦ジョージ・ワシントン号飛行甲板統制室に搭乗し、米国ダニエル グリコー大尉から説明を聞いている。 ジョージ・ワシントン号/AP連合
天安艦事件対応措置の一環として去る25日に始まった東海韓-米連合訓練が28日終了した。 "韓-米同盟強化" 、"強力な対北韓警告メッセージ 発信" という成果を上げたという評価と、 "米-中覇権競争のうずに韓半島を押込み、軍事的緊張指数を冷戦時代に戻した" という批判が同時に提起されている。
合同参謀本部関係者はこの日 「連合訓練が午後5時頃に終了した」として「訓練に参加した米軍戦力は順に韓半島海上を抜け出て所属基地に復帰するだろう」と明らかにした。最終日の主要課題は水中と水上、空中などから敵の威嚇が加えられる状況を仮定し、燃料・補給品を輸送する海上軍需機動訓練だった。前日に続き敵潜水艦を探知し打撃する対潜水艦自由攻防戦訓練と工作船を利用した北韓特殊戦部隊の海上浸透を阻止する陸・海軍合同浸透阻止訓練も実施された。両国空軍戦闘機らの連合攻撃編隊軍および実武装爆撃訓練も各々江原道の必勝射撃場と京畿道スンジン射撃場で繰り広げられた。
今回の訓練について軍関係者は「北韓の挑発に対する断固たる報復決意を見せた」と自評した。キム・テウ韓国国防研究院責任研究委員も「米-日同盟水準に韓-米同盟を格上げさせ、天安艦沈没に対し強力な対北韓警告を送った」と評価した。しかし今回の訓練が北韓と韓-米の軍事力を比較する時、過剰対応に当たるという指摘も出た。ソン・ミンスン民主党議員は26日に出てきて「今回の連合訓練は田畑に野生の動物が行き来するからと、戦車を持っていった格好」と比喩した。
今回の訓練が東北アジアを巡る米国と中国の‘主導権’争いを軍事的葛藤水準に引き上げることにより、韓半島に‘新たな冷戦’気流を招いたという批判的評価も出ている。中国は今回の訓練に対抗し27日西海近隣の内陸で最新長距離ロケット砲実戦訓練を行うなど強力に反発した。キム・ジョンデ<D&Dフォーカス>編集長は「中国との経済的相互依存も増加している現実と相反する韓-米同盟一辺倒の政治軍事的対立構図で、果たして大韓民国の中長期的生存と繁栄が可能なのか重大な問いを投じた訓練」と話した。日本自衛隊員の史上初韓-米連合訓練参観など韓半島問題に対する外勢の介入度が非常に高くなった点も憂慮の恐れがある点だ。
韓-米は今後も8月例年乙支フリーダム ガーディアン(UFG)訓練、9月西海連合訓練など毎月、連合訓練を継続する方針だ。キム・テウ責任研究委員は「北韓の非対称威嚇に対する確固たる対応意志を示すための連合訓練は必要だが、中国を不必要に刺激しない方案も考えなければならない」と話した。キム・ジョンデ編集長は「北韓の非対称威嚇は軍事力だけでなく外交・情報・経済・軍事力の複合的ソフト パワーで対応しなければならない」として「失踪した対北韓政策から復活させなければならない」と勧告した。
ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/432486.html 訳J.S