本文に移動

‘小さな龍山’円卓 断電 8日目

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/432490.html

原文入力:2010-07-28午後07:35:44(1061字)
猛暑・暗闇に抗して‘力に余る闘争’

ソン・ジュンヒョン記者

再開発施行社が電気を切り
韓電は今日明日と供給先延ばし
対策委 人権委に救済申請
"真夏に電気を切るのは死ねということです。ロウソクの数十本つけておいたが、家事になってはとハラハラして、光の入らない隈からは悪臭が上がってきます。"

ソウル弘益大前のカルグクス店‘円卓’の人々が28日で断電措置8日目をむかえた。これらの人々は猛暑と闇に抗して力に余る闘争を続けている。円卓は弘大前の再開発に反対する弘大周辺の芸術家たちと市民活動家などが集まり、210日目の籠城をしている所で、昨年の撤去民惨事が起きた龍山になぞらえて‘小さな龍山’と呼ばれている。

この地域の再開発施行社であるナムジョンD&Cは去る21日‘近隣工事現場の電気を盗んで使っている’として、円卓へ行く電気線を切ってしまった。円卓は昨年、再開発施行社が建物を撤去するため電気配線を除去し、近隣地下鉄工事現場の了解を得て臨時に電気線を引いて使ってきた。

電気は強制的に切られ、韓電側は‘強制執行になったところなので電気供給を再開できない’という態度だ。

このため円卓活動家10人余りは去る26日からソウル、麻浦区庁で無期限抗議座り込みを行っている。円卓の社長であり東橋洞撤去民対策委員長のアン・チョンニョ氏は 「住民が住む所が断電措置になれば、金がなくても生命と直結した問題なので基礎生活受給者指定をして電気を供給するのではないか」として区庁に事態解決を要求した。

これに対し麻浦区庁は韓電に協力公文書を送り、韓電側は 「撤去施行社の合法的な要請で昨年建物の計器を撤去したが、以後に再び電気を入れる問題は懸案が複雑だ」として「法的検討をして早急に決定を下す」と明らかにした。

円卓側は26日、国家人権委員会に緊急救済申請を出すこともした。先立って人権委は2007年に電気料金を払うことができず断電になった世帯構成員が、ロウソクをつけて火災で亡くなった事件が発生した以後 「断電は国民基本権を侵害する可能性が高い」として保健福祉部長官などを相手に電気を供給しろとの勧告案を出した経緯がある。

ソン・ジュンヒョン先任記者 dust@hani.co.kr

原文: 訳J.S