原文入力:2010-07-23午後07:26:38(1164字)
下院議員ら、オバマに書簡
繊維など非関税障壁 挙論
クォン・テホ記者
米国民主党下院議員110人が22日(現地時間)既存の韓-米自由貿易協定(FTA)の内容が米国に不利だとし、大きく変えることをバラク・オバマ大統領に要求した。
マイク ミシュー下院議員(メイン州)等はこの日、オバマ大統領に書簡を送り 「ジョージ・ブッシュ前任行政府時期に締結された韓-米FTAを現在の状態では支持できない」として問題点に対する討論を行うことを要求した。
これら議員たちは書簡で、この間に議論された自動車と牛肉以外にも繊維部門の非関税障壁および金融サービス、投資、労働関連部門などにも問題があると主張した。
議院たちは特に「韓国企業は米国市場に何の制限もなしに進出できる反面、米国企業は多様な非関税障壁に遮られ韓国市場接近に制約を受けている」とし「こういう非関税障壁に強力に反対する」と話した。議員たちはまた「米国経済が大恐慌以来、最悪の沈滞から回復しようと地団駄を踏んでいる時点で、再び働き口を失う韓-米FTAを進展させることは想像もできない」とし「現行協定文に‘大きな変化’を与えずにこれを施行することは米国の貿易赤字を深化させ製造業の基盤を深刻に傷つけるだろう」と主張した。
書簡にはバーニー フランク財務委員長、ルイス スルレト運営委員長、コリン ピーターソン農業委員長、ジョージ ミラー教育・労働委員長など相当数の下院常任委員長も参加した。書簡に署名した民主党議員110人は、下院民主党全体議席(255)のほぼ半分(43%)に該当する。共和党を含む米国下院全体議席(435)対比では25%規模だ。民主党議員らの相当数が既存の韓-米FTA協定が米国側に不利だという判断をしているということで、米国議会批准に先立ち進行される韓-米追加協議で米国行政府の荒々しい攻勢が憂慮される。<ロイター>通信は 「米下院民主党議員らの書簡はオバマ大統領が既存(韓-米FTA)協定の重大な変化を引き出すよう韓国を説得できなければ、党内で力に余る戦いを行わなければならないという点を示唆している」と分析した。
民主党指導部は韓-米FTAの早急な批准を強調しているが、自動車など関連産業がある地域や農村地域議員らは議会批准の前提条件として自動車部門非関税障壁撤廃、30ヶ月以上牛肉輸入などを挙論して、事実上の協定文改定を要求している。
ワシントン/クォン・テホ特派員 ho@hani.co.kr
原文: 訳J.S