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ソウル高裁 "KBS, 新労組と団体交渉すべき"

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/431838.html

原文入力:2010-07-23午後07:48:14(812字)
韓国放送 抗告棄却

ソン・ギョンファ記者、イ・ムニョン記者

ソウル高裁民事40部(裁判長 ソ・ギソク)は23日、全国言論労働組合が<韓国放送>(KBS)を相手に出した団体交渉応諾仮処分をソウル南部地方裁判所が受け入れたことを不服として韓国放送が出した抗告を棄却したと明らかにした。

裁判所は決定文で「(既存)韓国放送労組が企業別単位労組であるのに対し、言論労組は全国言論産業および関連事業勤労者などを組織対象にした超企業的産業別単位労組である」として 「言論労組は(既存)韓国放送労組との関係で設立が禁止される複数労組には該当しない」と明らかにした。裁判所は「企業別単位労組と産業別単位労組が並存する場合、各労組は固有の団結権および団体交渉権を保証される」として「使用者が団体交渉を拒否すれば組合員らに長期間経済的不利益が伴い、結局 労組の存在意義が喪失されるので団体交渉は即時に実行される必要がある」と付け加えた。

先立って昨年12月、記者・ディレクターなどが主軸となり結成された韓国放送新労組(言論労組韓国放送公社本部)は既存の韓国放送労組と別個に会社側に団体交渉を要請したが、会社が応じないため団体交渉応諾仮処分申請を出した。去る3月ソウル南部地方裁判所が仮処分申請を受け入れるや会社は異議申請を行い、それも受け入れられず抗告した。

韓国放送新労組はこの日 「あまりにも当然の結果」 として 「使用側が裁判を2審まで引っ張り国民の準租税である受信料を訴訟費用に浪費した点は非常に遺憾だ」と明らかにした。

ソン・ギョンファ、イ・ムニョン記者 freehwa@hani.co.kr

原文: 訳J.S