原文入力:2010-07-23午前08:48:08(1790字)
与党中心人物 証言…‘政治査察’疑惑 論難 拡散
チョン・ドゥオン 国家情報院職員が 粗捜し…発覚後 総理室 配置
チョン・テクン "イ・サンドク 2線後退" 声明後、夫人事業体‘標的’
シン・スングン記者,ファン・ジュンボム記者,ソン・ウォンジェ記者
国務総理室公職倫理支援官室が与党重鎮のナム・ギョンピル議員(4選・水原,八達)夫人を査察していたことが明らかになった中で、主要監査機関がチョン・ドゥオン議員(再選・ソウル、西大門乙)とチョン・テクン議員(初当選・ソウル城北甲)等、他の与党議員に対しても全方向で裏調査を繰り広げていたと知られた。これに伴い、民間人不法査察波紋が政治査察論難に広がる兆しを見せている。
与党の内部事情に精通した核心要人は22日<ハンギョレ>と会い「ナム・ギョンピル議員だけでなく、李明博大統領の側近に分類されたチョン・ドゥオン最高委員とチョン・テクン議員周辺に対する裏調査も広範囲に進行された」と話した。この要人は「2008年国家情報院職員のイ・某氏が、チョン・ドゥオン議員の粗を探して査察を行い、発覚して当時与党のハンナラ党内で国家情報院にイ氏に対する人事措置を要求することもした」と明らかにした。しかしイ氏は以後、民間人査察を主導した総理室公職倫理支援官室に配置されたことが分かった。
李明博大統領の2007年大統領選挙選挙戦キャンプである安国フォーラム出身のチョン・テクン議員は、ナム・ギョンピル議員のように夫人が査察対象となったと知られた。また別の与党核心関係者は「チョン・テクン議員の場合、政府の某機関で夫人ハン・某氏が副社長を引き受けていたコンベンション事業専門業者○社と取り引きした企業らを相手に、取り引きをした理由と内訳を追及するなど関連情報を広範囲に収集した」として「ハン氏が夫のチョン議員の影響力を活用して関連事業を拡張しているのではないかということが主要関心事であった」と話した。この関係者は「チョン議員夫人ハン氏に対する査察時期は去る2009年4月補欠選でハンナラ党が惨敗した後、チョン議員がチョン・ドゥオン,キム・ヨンテ,クォン・テクキ議員などと共にイ・サンドク副議長の2線後退を促す‘7人声明’を発表した直後の7月に始まり12月に最盛期を迎えた」と伝えた。チョン議員は当時こういう動きに対して大統領府民政首席室に強力に抗議をしたと伝えられた。チョン・テクン議員はこれと関連して「今は別に言いたいことはない」として口を閉ざした。
ナム・ギョンピル議員はこの日、公職倫理支援官室が自身の夫人を査察したという疑惑に対して「この事件は個人的問題ではなく、国家存立の問題であり、李明博政府に対する信頼を押し倒しかねない重大な懸案」として「どんな線で誰の指示によりこういう不法査察が広がったのか、また、どれくらい広範囲に行ったのか検察が明明白白に明らかにしてくれ」と促した。ナム議員は‘過去にイ・サンドク議員の総選挙不出馬を要求したことと、この問題が関連していると見るか’という記者らの質問に「今日言論にもたくさん報道されたが、国民がそのような疑いと疑惑を持っているためではないだろうか」として「その部分に対する徹底した捜査がなされてこそ疑惑がすっきり解消されるだろう」と話した。
ウ・サンホ民主党スポークスマンはこの日論評して「与党重鎮議員に対する裏調査は去る総選挙前にイ・サンドク議員に対する不出馬要求のため」としながら 「迎日・浦項出身公職者らを前面配置し特殊任務を任せたことは結局、政界の実力者らを保護するためのもの」とし徹底した捜査を促した。
チョ・ヘジン ハンナラ党スポークスマンは「これが事実ならば越権であり誤ったこと」として「検察は査察があったらあった通り厳正に明らかにし、なかったのならば明確に明らかにし不必要な誤解をなくして欲しい」と話した。
シン・スングン、ファン・ジュンボム、ソン・ウォンジェ記者 skshin@hani.co.kr
原文: 訳J.S