原文入力:2010-07-21午後11:18:30(1382字)
検察 "警察通じて夫人の刑事事件 調査" 陳述 確保
イ・インギュなど 3人 令状請求
キム・ナムイル記者,アン・チャンヒョン記者
国務総理室傘下の公職倫理支援官室が‘民間人不法査察’に続き、与党重鎮議員の周辺を検索したことが明らかになり波紋が生じている。
この事件を捜査しているソウル中央地検特別捜査チーム(チーム長 オ・ジョンドン刑事1部長)は21日、支援官室が与党重鎮議員の周辺人物を査察した情況を確認し、違法性有無を調査していると明らかにした。支援官室が政治家の周辺まで不法査察していた事実が具体的に明らかになれば、支援官室が‘政治的目的’で運営されていたという疑惑は一層深まるものと見られる。
シン・ギョンシク ソウル中央地検1次長検事はこの日「支援官室が該当議員と近い人物の刑事事件に対して警察に尋ねたという支援官室職員の陳述が出てきた」として「査察文書は確認されなかったものの、どんな方法で査察をしたのか、職権乱用などに該当するかなど調査してみなければならない」と話した。
特に今回の現役議員周辺人物に対する査察は、民間人不法査察に出た点検1チームが行った後、イ・インギュ前支援官の決裁を経て下命事件を担当する支援官室企画総括課へ渡ったと知られた。支援官室が査察した相手はこの重鎮議員の夫人だと知らされ、支援官室が査察をした理由と内容に関心が集まっている。
この重鎮議員はナム・ギョンピル(4選・水原、八達)議員だと明らかになった。ナム議員は「有り得ないことで、徹底的に真相を明らかにしなければならない」と話した。ナム議員は「家内が事業をしている、事業と関連して相手方と互いに相互告訴する事件があった」とし「しかし検察による捜査の結果、家内は2007年と2009年に繰り返し提起された横領疑惑に対し無嫌疑処分を受けた」と話した。ナム議員側関係者は「2008年総選挙前に私たちの議員がイ・サンドク議員を訪ねて行き不出馬を薦めたが、公職倫理支援官室の査察はその問題と関連がある可能性がある」として報復査察疑惑を提起した。
一方、検察はこの日キム・ジョンイク(56・前NSハンマウム代表)氏を不法査察した疑惑(職権乱用など)でイ・インギュ(54)前支援官を含めキム・某点検1チーム長、ウォン・某調査官など3人に対し事前拘束令状を請求すると明らかにした。検察は去る19日に召還調査したイ前支援官をはじめとして核心被疑者らが疑惑事実を頑強に否認する態度を見せ、事前拘束令状を請求することにしたと説明した。支援官室に対する押収捜索過程でコンピュータ ハードディスクが精巧に破壊されるなど、一部証拠隠滅情況が発見された点も検察の令状請求に影響を及ぼしたと見られる。
検察はまた、イ前支援官の‘上層部ライン’報告を一部裏付ける陳述を確保し、この陳述を土台にイ・ヨンホ前大統領府雇用労使秘書官を呼び調査するか否かを検討していると知られた。
キム・ナムイル、アン・チャンヒョン記者 namfic@hani.co.kr
原文: 訳J.S