本文に移動

中国 戦時訓練-韓・米 対潜水艦訓練‘海上 武力示威’応戦

原文入力:2010-07-20午前10:04:21(1748字)
[‘韓半島周辺海域’米-中 対立]

イ・ジェフン記者

←韓半島周辺は軍事訓練中(※クリックすればさらに大きく見ることができます)

韓半島周辺海域の軍事的緊張が急速に高まっている。韓-米 両国が天安艦沈没事態と関連した‘対北韓武力示威’次元で連鎖的な連合海上訓練を推進し、中国がこれに公開的に反対し一種の‘応戦訓練’を行っている。米-中間 西太平洋対峙ラインである西海-東シナ海-台湾海峡-南中国海に沿って軍事的対立の波高が集まる様相だ。史上初めて韓-米外交・国防長官(2+2)会議が開かれる21日には米国の核推進航空母艦ジョージ・ワシントン号が釜山港に入港する。北韓<労働新聞>は19日、韓-米 東海連合訓練を‘厳重な軍事的挑発’と規定し 「直ちに取り消せ」と主張した。天安艦事態以後、韓半島周辺海域を巡る韓-米両国と中国の状況認識および対応、韓半島情勢に及ぼす影響などを探ってみる。

政府 "東・西・南海で連鎖的訓練"
平沢付近に核心戦力 総出動するだろう

中国の強い反発を考慮し、韓国と米国は航空母艦ジョージ・ワシントン号など空母戦団訓練を西海から東海に移したが、韓-米対潜水艦訓練を来月 西海で行う計画だ。中国軍が17~18日、軍事交通保障訓練を行った西海は韓国の海上交通路でもある。輸出を通じて経済成長をしなければならない韓国にとって西海海上交通路の確保は安定した貿易拡大のために必須だ。

国防部当局者は19日「今月、東海で米軍空母が参加する韓-米連合海上訓練を行った後、西海と南海で順次的に対潜水艦訓練を実施する予定」と話した。この当局者は「来月16日から26日まで予定されている乙支フリーダム ガーディアン(UFG)練習の直後、西海で対潜水訓練を行う可能性が高い」として「西海で天安艦が北韓潜水艇の攻撃により沈没しただけに強力な対潜水艦訓練を実施する計画」と話した。

来月の西海対潜水艦訓練には米海軍の原子力推進潜水艦やイージス駆逐艦1~2隻が参加し、韓国海軍のイージス艦である世宗大王艦と韓国型駆逐艦(4500t),216級(1800t)と209級(1200t)潜水艦、海上哨戒機(P-3C),対潜ヘリコプター、空軍のF-15K戦闘機とKF-16戦闘機などが投入されると伝えられた。米航空母艦は外れたが、韓米連合の核心戦力が総出動するわけだ。

訓練は水中の潜水艦を捜索、探知、攻撃する方式で進行されると発表された。以前までの韓米連合対潜水艦訓練水域は全北、群山近海だったが、今回は北に移し京畿平沢近海になると発表された。軍関係者は「平沢近海は北韓軍の長射程砲と短距離ミサイル射程距離を外れた最北端水域」と話した。

来月の西海対潜水艦訓練は名目上、北韓の浸透および挑発に備えた訓練だが、最近西海で軍事訓練を強化している中国を狙った性格もある。軍内部では中国の反発を意識し、米航空母艦訓練を西海から東海に移したことに対する不満もあると知られた。

最近、中国北京と東北地域まで届く射程距離1500kmの巡航ミサイル‘玄武3-C’開発の便りが言論に公開されたのも中国牽制用という観測が出ている。韓-米連合軍事訓練と関連し、強硬論評してきた中国官営<環球時報>は19日1面と6面にかけて‘韓国(巡航)ミサイルが周辺を覆ってしまった’という題名の記事を載せ「周辺地域の緊張高揚が憂慮される」と話した。

中国の反発に対し、キム・ヨンソン外交部スポークスマンはこの日 定例ブリーフィングで「韓米連合軍事訓練は北韓の追加的な挑発を抑制するために検討されているもので、韓半島の緊張を高めるための目的ではなく、韓半島の安定を確保するための措置」として「こういう訓練はあくまでも防御的な性格だ。中国政府も防御的な性格の訓練を行っているという点を指摘したい」と話した。
クォン・ヒョクチョル、イ・ジェフン記者 nura@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/431044.html 訳J.S