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"合調団、スクリュー変形 原因分析 誤り 容認"

原文入力:2010-07-09午後11:14:23 (1626字)
言論3団体検証委 "合調団発表 科学的根拠 失った"
"既存シミュレーションでは実際のスクリュー変形 説明できず"

イ・チュンシン記者

←合調団が天安艦艦尾スクリュー変形が慣性によるものであることを示すために提示したシミュレーション分析結果。 <天安艦調査結果言論報道検証委>提供

天安艦民軍合同調査団が実施したスクリュー損傷シミュレーション結果に致命的な誤りがあることが明らかになった。

韓国記者協会、韓国PD連合会、全国言論労組など3団体で構成された ‘天安艦調査結果 言論報道検証委’ は9日 「天安艦民軍合同調査団がスクリュー変形に対する分析に誤りがあったことを認めた」 として「したがって魚雷爆発で急停止しながら ‘慣性力’ のためにスクリューが曲がったという合調団の既存発表は科学的根拠を失うことになった」 と明らかにした。これに先立ち<ハンギョレ>は9日、ロシア天安艦調査団が天安艦 スクリュー損傷に対し合調団が発表したこととは異なり艦首・艦尾が分離する前に他の原因で損傷した可能性を提起したと報道した。

←実際に曲がったスクリューの部分. <天安艦調査結果 言論報道検証委>提供

合調団は先月29日、言論3団体を相手にした公開説明会でスクリューが慣性力のために曲がるという事実を示すシミュレーション動画を公開した。しかし言論3団体天安艦検証委がこれを検討した結果、シミュレーション動画に現れたスクリュー変形の方向と実際の変形方向が正反対であることを明らかにし、合調団に解明を要求した。 このような解明要求に対し、該当シミュレーション分析を進めてきた合調団民間委員は「現在のシミュレーションで現状態のスクリュー変形を説明することは不可能だ」 と明らかにした。

言論3団体検証委はまた「合調団がスクリューの損傷状態に対しても嘘をついてきた」 と明らかにした。合調団は5月20日の調査結果発表以後、一貫して「スクリュー翼に破損や局部的損傷、表面に掻き傷跡はない」 という立場を堅持してきた。言論3団体検証委はこれに対し「現場確認と近接撮影等を通じて、天安艦 スクリューには様々な種類の非常に深刻な損傷がすべての翼から発見されるということを確認した」と話した。これに伴い言論3団体検証委諮問委員らは損傷の種類と損傷部位に対する精密分析で事件の原因と関連した重要な端緒が見つかる可能性が高いと判断している。

←天安艦 スクリュー損傷部位. <天安艦調査結果 言論報道検証委>提供

言論3団体検証委は「今後、スクリュー損傷に対する科学的で精密な分析が進行されねばならず、これとは別に合調団がスクリューの損傷状態を故意に隠蔽してきたかを糾明し、責任を問わなければならない」 と話した。また「シミュレーション結果が実際の変形と正反対に現れたにもかかわらず、これをスクリュー変形の根拠として活用してきた合調団はそれ自体で事実糊塗と分析結果わい曲の責任を負わなければならない」 と主張した。

合調団は先月初め吸着物分析と関連して、一部立場を翻意し、言論3団体対象説明会で既に提示した実物大の魚雷設計図が誤って提示されたものと認めた。また、水柱の目撃陳述と関連しては、水柱ではなく閃光を見たことを水柱と解釈したという事実が明らかになったのに続き、閃光があったという場所が天安艦沈没と関係がない場所だったという点も明らかになった。
こういう状況でスクリュー変形分析の誤りとスクリュー損傷事実まで確認され、合調団の調査結果は総体的不良という指摘を避けにくくなった。

イ・チュンシン記者 cslee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/ISSUE/72/429727.html 訳J.S