原文入力:2010-07-08午後09:55:33(1630字)
米3カップ・ラーメン2ヶ 3600ウォン
キムチ 2000ウォン・水 700ウォン‘ で終わり
’豆腐・ネギなくて味噌汁は放棄
"飲み物 1ヶ買えば一食 我慢することに"
←‘最低生計費で一日生活’ 体験をしたホン・ヒドク民主労働党議員が「今の最低生計費ではラーメンしか食べることができない」 としソウル、龍山区、東子洞の箱部屋でラーメンを作っている。 参与連帯 提供
ホン・ヒドク議員、最低生計費 1日体験してみたら
去る7日昼、ソウル、龍山区、東子洞の箱部屋で会ったホン・ヒドク民主労働党議員の手には6300ウォンが握られていた。1人世帯の最低生計費の内、一日平均食料品費に該当する金額だ。ホン議員はこのお金で3食の食事を賄わなければならない。現在1人世帯の法廷最低生計費(50万4344ウォン)の内、食料品費は1ヶ月に18万9518ウォンだ。
ホン議員がこの日、長屋を訪ねたのは参与連帯が進めている ‘最低生計費で一日生活’ リレー体験に参加するためだ。この行事は参与連帯が保健福祉部中央生活保障委員会の最低生計費決定(8月末)を控え、‘最低生計費で1ヶ月生活’ 体験と共に繰り広げているキャンペーンだ。
最低生計費の実態を直接調べてみるために体験に臨んだホン議員は食材を買いに町内の店に入り、しばらく悩んだあげくラーメンを選んだ。朝を抜いたホン議員がお昼のメニューとして真っ先に思い浮かべたのは熱い味噌汁だった。だが、味噌に豆腐、ネギまで買おうとすればお金がとても多くかかるのであきらめた。彼は1泊2日3食の食事のために米3カップ分(2400ウォン)ラーメン2個(1200ウォン),キムチ(2000ウォン),水(700ウォン)を買った。正確に6300ウォンかかった。彼は「今の最低生計費ではラーメンしか食べるものがない」 として「一日だから大丈夫だが、このお金でどうやって生きていけというのか、理解できない」 と話した。
ホン議員は周辺の箱部屋も見て回ったという。彼は「40万ウォンの生計給付を受けとる基礎生活保障受給者が部屋代に20万ウォンを使っている」として「今の生計費では生活が不可能だ」 と指摘した。
リレー体験には去る5日、カン・キガプ民主労働党議員を始め、クァク・ジョンスク民主労働党議員が参加し、今後パク・ウォンスン希望製作所常任理事、チュ・ミエ,チェ・ヨンヒ,チュ・スンヨン民主党議員、チョ・スンス進歩新党議員、イ・ジョンヒ民主労働党議員などが体験に臨む予定だ。
一方、参与連帯と貧困社会連帯など市民社会団体20ヶ所で構成された ‘民衆生活保障委員会’ は8日、ソウル、鍾路区の福祉部庁舎前で記者会見を行い「最低生計費を現実化せよ」 と要求した。 ‘最低生計費で1ヶ月生活’ 体験に参加しているアン・ソンホ(28)氏は、この日の記者会見で「ソウルで8万7000ウォンの家賃を見つけることはできないばかりか、毎回一食を2000ウォンで賄うことはできず、一週間で最低生計費の50%を使った」 として「熱い夏に飲み物を買って飲めば一食をあきらめなければならないというのが今の最低生計費水準」 と明らかにした。
基礎生活受給者のジヨン(身体障害1級)氏も 「電動車椅子に乗ろうとすれば毎日充電をしなければならないので電気代がさらに多くかかり、1年に一度バッテリーを交換すれば30万ウォンがかかるなど、今の最低生計費ではとうてい生きることはできない」として「政策を決める人々がこういう現実を知っているとは思えない」 と話した。
キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/rights/429488.html 訳J.S