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ロウソクのあかり市民 暴行 ‘国家賠償’ 判決

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/429311.html

原文入力:2010-07-07午後07:37:49(1005字)
裁判所 "3人に治療費など8百万ウォン"

ソン・ギョンファ記者

2008年米国産牛肉輸入反対ろうそく集会に参加し、警察に暴行を受けた市民たちに国家が損害賠償をせよとの判決が下された。
ソウル中央地裁民事50単独イ・ピョングン判事はろうそく集会に参加し暴行を受けたチャン・某氏など市民3人が国家を相手に出した損害賠償請求訴訟で 「治療費と慰謝料として国家はチャン氏に375万5464ウォン、イ・某氏に351万1584ウォン、チョ・某氏に77万2600ウォンを賠償せよ」 と7日宣告した。

裁判所は判決文で 「戦闘警察官らは職務執行中、違法に力を加えチャン氏らに傷害を負わせたので、国家はその損害を賠償する責任がある」と明らかにした。裁判所は ‘デモ隊の不法・暴力デモを制止するための正当な公務執行範囲内でなされ違法性がない’ という国家の主張に対し 「正当な公務執行の範囲内で行われたと見ることはできない」としてこれを受け入れなかった。 裁判所はただし 「デモ状況と当時の経緯および程度などを参酌し、国家の責任を50~80%に制限する」 と付け加えた。

チャン氏らは2008年6月、ソウル、鍾路区、光化門付近などでろうそく集会に参加したが、警察とデモ隊が激烈に対立する状況で全治4~7週の傷害を負った。 イ氏は氏名不詳の戦闘警察官が振り回した盾に当たり目に負傷し、チョ氏も身元不詳の戦闘警察官に手を振り回し指を挟まれ指先が切断された。チャン氏は戦闘警察官5~6人に足と鎮圧棒で殴られ右腕が折れる傷害を負った。

チャン氏はまさに警察に殴られる場面が報道機関の動画に撮影され立証が困難でなかったが、イ氏とチョ氏は動画がなく当時現場を目撃したデモ参加市民らを証人として呼ぶなど、2年余り法的攻防を行ったあげく賠償を受けることができたとこれらの弁護人は説明した。

一方チャン氏を暴行したと名指しされた戦闘警察官ハム・某氏とイ・某氏は共同傷害疑惑で略式起訴され、各々罰金100万ウォンの刑を受けた。

ソン・ギョンファ記者 freehwa@hani.co.kr

原文: 訳J.S