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"民間人だとは知らなかった" 査察疑惑 イ・インギュ氏 詭弁

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/428707.html

原文入力:2010-07-03午前11:18:14(1159字)
‘私企業代表’あらかじめ知っていながら会計資料・業者メールまで調査
*イ・インギュ:総理室公職倫理支援官

ソンチェ・ギョンファ記者,ソン・ウォンジェ記者

民間人不法査察疑惑で論難を惹起しているイ・インギュ国務総理室公職倫理支援官が2日「(調査を受けた)キム・ジョンイク氏が民間人だとは知らなかった」と主張した。職務停止状態のイ支援官はこの日、総理室の‘不法査察疑惑調査班’に出て行き初めての調査を受け、調査の後、午後3時頃 ソウル江南区、逸院洞の自宅前で<ハンギョレ>記者と会いこのように話した。

イ支援官は 「総理室でキム氏を調査した時は民間人身分であることを知らなかった」として「調査が終った後に民間人だと判断したので(警察に)通知した」と明らかにした。キム氏に対する調査がどんな契機で始まったのかについてイ支援官は「総理室に情報提供が入ってきて調査を始めた」とし「上層部ラインからの指示はなかった」と付け加えた。

イ支援官は‘総理室で(キム氏の他に)他の民間人を調査したことがあるか’を問う質問には「私たちは民間人は調査しない」とし「(キム氏を調査したことは)初めから民間人なのかそうでないのか分からずに、調査をしてみて初めて知ることが出来るのではないか」と反問した。

しかしイ支援官の主張は国民銀行の下請け会社であるK社代表キム・ジョンイク氏に対する総理室の調査過程を顧みれば事実と大きく異なる。総理室はキム氏に対する調査資料をソウル銅雀警察署へ通知した2008年11月17日より少なくとも2ヶ月以上前の2008年9月12日にキム氏が私企業であるK社の代表という事実を知っていた。総理室がキム氏の事業と関連して国民銀行副銀行長に面談し、K社の会計関連資料一切を入手したためだ。さらに総理室は事実上の圧力でK社代表職から彼が退くようにした後、後任代表と職員らの電子メールまで覗き見た。

一方、国務総理室はこの日、イ支援官に対する本格的な真相調査を始めたと明らかにした。キム・チャンヨン総理室公報室長は 「チョン・ウンチャン国務総理が去る30日の幹部会議で‘徹底的に調査しなさい’と指示した」とし「シン・ヨンギ総務秘書官をチーム長とする4人の調査班を構成し、週末に事実関係を徹底的に調査し違法事実が明らかになれば検察移行など必要な措置をする」と話した。

ソンチェ・ギョンファ,ソン・ウォンジェ記者 khsong@hani.co.kr

原文: 訳J.S