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韓国SPC三立の製パン工場で労働者が挟まれ死亡…2022年から3度目

登録:2025-05-20 07:32 修正:2025-05-20 08:01
キム・ボムス代表「哀悼、再発防止に総力」
機会に挟まれる事故で死亡した労働者のAさんが働いていた京畿道始興市のSPC三立始華工場=京畿道消防災害本部提供//ハンギョレ新聞社

 京畿道始興市(シフンシ)のSPCの系列会社の製パン工場で、労働者が機械に挟まれ死亡した。

 19日の始興警察署などの説明を総合すると、同日午前3時1分ごろ、京畿道始興市のSPC三立始華(シファ)工場で作業中だった労働者のAさん(56)がベルトコンベアに挟まれて死亡した。

 Aさんは機械に潤滑油を差す作業をしていたところ、上半身が機械に巻き込まれたという。

 警察は、事故時にAさんと共に勤務していた労働者に事情を聞く一方、現場の監視カメラ(CCTV)の映像を確保し、事故の経緯を調べている。雇用労働部も産業安全保健法や重大災害処罰法などへの違反があったかどうかを調査する予定だ。

 SPC三立のキム・ボムス代表取締役はこの日発表した謝罪文で、「不意の事故で亡くなった故人の冥福をお祈りするとともに、遺族の方々に深いお悔やみと謝罪を申し上げる」として、「故人と遺族の方々に深い哀悼の意を表しつつ、事件の収拾と再発防止に向けて総力を傾ける」と述べた。

 SPCの系列会社では、機械に挟まれる労働者の死傷事故が絶えない。2022年10月には、平沢(ピョンテク)のSPLの製パン工場で20代の労働者がソースかくはん機に挟まれて死亡している。2023年8月にも、城南(ソンナム)のシャニーの製パン工場で50代の労働者が生地をこねる機械に挟まれて死亡している。

イ・ジョンハ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/1198133.html韓国語原文入力:2025-05-19 10:07
訳D.K

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