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私紛委 尚志大 旧財団と癒着疑惑

原文入力:2010-06-28午後10:16:42(1224字)
人脈動員しキム前理事長など一方広報…29日 聴聞手続き 激論 予告

チョン・インファン記者

←尚志大 "不正理事長 復帰反対" 尚志大非常対策委員会会員たちが28日午前、ソウル、世宗路、政府中央庁舎後門でキム・ムンギ前理事長が尚志大復帰を試みていると批判する記者会見を行っている。非常対策委はこの日、キム前理事長が尚志大と同じ財団に属している尚志嶺西大内に執務室を設置するために動員した保安要員が電気衝撃器(スタンガン)を携帯している写真を共に公開した。キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

教育科学技術部傘下の私学紛争調停委員会(私紛委)のある委員が、正理事選任を巡り葛藤を生じさせている尚志大側にキム・ムンギ前尚志大理事長の側近を送り、旧財団側の立場を一方的に広報したという主張が提起された。私紛委は去る4月、私学不正で退いた旧財団側の人々を大挙して正理事に選任することを決めた経緯がある。

キム前理事長など旧財団の復帰に反対する尚志大教授協議会・職員労組・総学生会などで構成された非常対策委員会(非対委)は28日ソウル、世宗路、政府中央庁舎後門前で記者会見を行い「ある私紛委員が去る10日、友人である尚志嶺西大K教授にキム前理事長の最側近を送り、旧財団側の立場を一方的に広報した」とし「これはその私紛委員が旧財団側と癒着していることを示す証拠」と主張した。尚志嶺西大は尚志大と同じ財団に属している学校だ。

この日の会見でK教授は‘自述書’を通じ 「去る10日午前‘友人の私紛委員が送った人だ’という見知らぬ人の電話を受け、友人に確認の電話をしたところ‘そうだ。私が送った人だ。一度会って話してみてくれ’と言った」とし「午後に会ってみると尚志大総同窓会常任理事のN氏だった」と明らかにした。K教授は続けて「N氏はキム前理事長を支持する発言をして、旧財団広報資料を残して行ったが、(後ほど)確認した結果、キム前理事長の最側近として仕事をしている人だった」と付け加えた。

非常対策委は「その私紛委員が旧財団側に片寄っていると見るほかはなく、公正な決定を期待しにくい」とし、この日 教科部に‘忌避申請’を出した。パク・ビョンソプ尚志大教授協議会長は「総同窓会は公式機構の総同門会とは違い、キム前理事長支持活動を行う組織」と話した。

私紛委は29日午後、ユ・ジェチョン総長など尚志大構成員側要人3人とキム前理事長をはじめとする旧財団側要人3人を各々出席させた中で正理事選任比率に対する意見を聞く聴聞手続きを行う予定だ。

チョン・インファン記者 inhwan@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/427870.html 訳J.S