原文入力:2010-06-20午後08:43:12(919字)
警察庁監察過程で "被疑者ら抵抗し制圧" 陳述
チョン・ジンシク記者,キル・ユンヒョン記者
被疑者らに拷問・苛酷行為をした疑惑で検察捜査を受けているソウル、陽川警察署所属警察官らが、警察庁の自主監察過程で物理力行使の事実を一部認めた。
警察庁監査官室関係者は20日「去る19日までの3日間、該当警察官5人をより強力に調査した」とし「これらは‘被疑者らがひどく抵抗し自害をしようとし、これを制圧する過程で物理力を行使し、そのために拷問されたという主張が出てきたようだ’という趣旨の陳述をした」と明らかにした。だが、この関係者は「これらが拷問を行った疑惑については強力に否認しており、進行中の検察捜査を見守るほかはない」と付け加えた。
警察庁監査官室は顧問を受けたと述べた被害者22人の内、一部を直接調査した。また、当時 陽川警察署長と刑事課長など幹部がこういう事実をいつ分かり、どのように対応したのかなどに対する職務監察も進めている。
この事件を捜査中のソウル南部地検はこの日午前、該当警察官5人を召還し夜遅くまで強力な調査を行った。検察はすでに確保した警察署の閉回路TV(CCTV)資料と、拷問を受けたと主張した被害者らの陳述などを土台に、警察官らの拷問有無を集中追及したと知られた。
検察は特に陽川警察署状況室に設置されたCCTV画面録画資料の内、去る3月9日~4月2日付記録が相当部分脱落していたことと関連し故意的な操作があったかどうかも確認中だ。資料脱落がシステムの誤りではなく、故意に削除されたりわざと録画されないように操作したことが確認されれば、今回の事件の波紋はより大きくなるほかはないものと見られる。警察が拷問・苛酷行為を立証する証拠を隠蔽・操作したならば警察指揮部の責任論難にまで拡大する展望だ。
チョン・ジンシク、キル・ユンヒョン記者 seek16@hani.co.kr
原文: 訳J.S