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ソウル市 漢江運河 推進強行…楊花大橋 橋脚撤去 突入

原文入力:2010-06-16午後08:23:55(1438字)
市民環境団体 "漢江運河事業 中止せよ" 反発

イ・ギョンミ記者

←漢江運河白紙化ソウル行動の会員たちが16日午前、ソウル、永登浦区、堂山洞、楊花大橋南端 漢江市民公園の川辺で漢江運河を強行しようとするオ・セフン ソウル市長を批判する行為劇を見せている。これらは市が後方に見える楊花大橋を撤去し船舶が航行できるよう再建築するとして、経済性、環境性と安全性に妥当性が足りない漢江運河の建設中断を促した。 イ・ジョングン記者 root2@hanii.co.kr

6・2地方選挙が終わるやいなやソウル市が漢江運河建設を本格的に推進し環境団体らが強く反発している。
ソウル市は去る地方選挙でハンナラ党が辛うじて勝利した地域であり、漢江運河は韓半島大運河と4大河川事業の縮小版と見なされる事業だ。

ソウル市は去る11日‘漢江支流航路造成事業’に必要な環境影響評価と文化財指標調査を引き受ける事業者を選定するという公告を出した。漢江支流航路造成事業は中浪川と安養川に船を出すため、この一帯を開発する工事で昨年6月計画発表当時から文化財き損と環境破壊憂慮が絶えず提起されてきた。

ソウル市の漢江運河建設強行事実が知らされるや28ヶのソウル地域環境・市民団体で構成された‘漢江運河白紙化ソウル行動’は16日午前、楊花大橋南端水辺で記者会見を行い「漢江運河事業を中止せよ」とソウル市に要求した。これらは 「国民が反対し韓半島大運河が白紙化されたが、これをソウルで生き返らせ支流にまで拡大するということは無謀な行動」と批判した。

キム・ジョンテ ソウル市議員(民主党・永登浦区2)当選者は 「安養川の場合‘絶対自然緑地保全地域’に指定されており、選挙の時も候補たちが何の開発公約も出せなかったが、選挙が終わるやいなやソウル市が水上バスを走らせるとして川底を掘りおこそうとしている」と批判した。

これに先立ちソウル市は先月末から去る2月に着工した‘楊花大橋構造改善工事’の中の橋脚撤去作業に本格突入した。この工事は漢江運河計画に合わせて5000t級船舶を浮かべるために橋の中間部分の橋脚感覚を現在の25mから50mに増やすもので、582億ウォンをかけ来年末までに完成する。このために橋の中間112m区間とこれを支持する橋脚2個を撤去した後、アーチ形態の橋上部構造物を設置する。

漢江ルネサンス事業の一つである漢江運河は金浦から龍山まで延長15kmに幅50m、水深6.5mの水路を作り汝矣島と龍山にターミナルを作るもので、2030年に完工する予定だ。市は京仁運河と連係しソウル・京畿・仁川を連結する水上交通システムを導入し、漢江と西海沿岸を対象にヨットなどのレジャースポーツを活性化する計画だ。

これと関連して、この事業のまた別の当事者であるソン・ヨンギル仁川市長当選者は京仁運河事業を全面再検討すると明らかにしている。ややもすると京仁運河事業が白紙化される場合、ソウル市が楊花大橋の一部撤去・改善工事に投じる500億ウォン以上の予算は川の水の中に消えてしまう公算が高い。
イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/425983.html 訳J.S