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「内乱常設特検」韓国国会で可決…与党からも22人が賛成

登録:2024-12-10 23:42 修正:2024-12-11 07:29
捜査対象に尹錫悦ほか前国防部長官、首相、前「国民の力」院内代表、国軍防諜司令官など
10日午後の国会本会議で「違憲的非常戒厳宣布を通じた内乱行為の真相究明のための特別検事の捜査要求案」が可決されている/聯合ニュース

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領らを捜査するための「内乱常設特検(違憲的非常戒厳宣布を通じた内乱行為の真相究明のための特別検事の捜査要求案)」が10日、国会本会議で可決された。常設特検は一般の特検法とは異なり、大統領は拒否権を行使できない。

 国会はこの日午後、本会議を開催し、出席議員287人、賛成210、反対63、棄権14で内乱常設特検法を可決した。与党の「国民の力」は、党の方針を定めずに自主投票で採決に臨んだ。その結果、22人が賛成し、14人が棄権した。64の反対票はすべて国民の力の議員によるもの。

 賛成した国民の力の議員はチョ・ギョンテ、キム・テホ、キム・ドウプ、アン・チョルス、キム・イェジ、キム・ヒョンドン、パク・チョンハ、ぺ・ジュニョン、ペ・ヒョンジン、ソ・ボムス、キム・ゴン、キム・サンウク、キム・ソヒ、キム・ヨンテ、キム・ウィサン、キム・ジェソプ、クァク・キュテク、パク・スミン、アン・サンフン、ウ・ジェジュン、チン・ジョンオ、ハン・ジアで、ほとんどが親ハン(ハン・ドンフン)派または中立派。シン・ソンボム、キム・ミエ、クォン・ヨンジン、パク・ヒョンス、ソ・イルジュン、イ・ソングォン、オム・テヨン、キム・ギウン、キム・ジョンヤン、コ・ドンジン、パク・ソンフン、パク・チョンフン、イ・ダルヒ、チョン・ソングクの各議員は棄権した。

 また、非常戒厳の宣布を尹大統領に建議し、戒厳司令官を推薦するなど、尹大統領の内乱謀議に積極的に加担した疑いで、キム・ヨンヒョン前国防部長官も捜査対象に加えられた。

 さらに、パク・アンス前戒厳司令官と非常戒厳宣布前の国務会議に出席した国務委員、ハン・ドクス首相と国民の力のチュ・ギョンホ前院内代表、ヨ・インヒョン国軍防諜司令官も捜査対象として示した。

 野党はこれとは別に、内乱罪特検法と4度目の「キム・ゴンヒ特検法」もこの日の本会議に報告した。これらの法案は12日の本会議に上程される予定だ。

コ・ギョンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1172182.html韓国語原文入力:2024-12-10 15:21
訳D.K

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