原文入力:2010-06-12午後01:48:36(1129字)
北韓がわが軍の対北韓心理戦拡声器設置に対しソウルを火の海にしかねない無慈悲な軍事的打撃を警告した。北韓は1994年第8次南北実務接触でパク・ヨンス代表の発言を通じて‘ソウル火の海’を云々したことがある。これを契機に安保不安が高まるや、我が政府は翌年発刊した国防白書で北韓を主敵として初めて明記した。
北韓人民軍総参謀部は12日‘傀儡らの反共和国心理戦再開に全戦線で全面的軍事的打撃で対応するだろう’という題名の‘重大布告’を通じ 「警告した通り全戦線で反共和国心理戦手段を跡形なく清算してしまうための全面的軍事的打撃行動に進入することになるだろう」と主張したと<朝鮮中央通信>が伝えた。
総参謀部は布告で「傀儡らは軍事境界線一帯の11ヶ所に既に心理戦用拡声器を設置した」とし「心理戦再開企図は6・15共同宣言とそれに基づいて作成された南北軍事的合意に対する露骨破棄行為であり、我々の尊厳と国家利益を侵害する特大型挑発」と非難した。
布告は続けて「軍事的に心理戦が戦争遂行の基本作戦形式の一つという点で、反共和国心理戦手段の設置は我々に対する直接的宣戦布告」とし「我々の軍事的打撃は比例的原則にともなう1対1対応ではなく、ソウル火の海まで見通した無慈悲な軍事的打撃だという点を肝に銘じなければならない」と警告した。
我が軍当局は最近軍事境界線(MDL)近隣最前方地域をはじめとして西海、喬桐島、金浦半島北端など11ヶ所に対北韓心理戦用拡声器の設置を終え、以後の南北関係状況などを考慮し追加設置可否を考慮している。北韓は先月24日、人民軍戦線中部地区司令官名義の‘公開警告状’を通じ「(南側が)心理戦手段を新たに設置する場合、それをなくすための直接照準撃破射撃が開始されるだろう」と明らかにした経緯がある。
しかしこの日、軍事境界線一帯で北韓軍の特異動向は捉えられないと知られた。 合同参謀関係者は「北韓軍総参謀部が‘重大布告’を発表した以後、軍事境界線一帯部隊を対象に北韓軍の動向を点検した結果、まだ特異動向は捉えらていない」とし「前方部隊に対北韓警戒強化指針および北韓軍の動向を精密監視せよという指針が通達された」と話したと<連合ニュース>が伝えた。別の関係者は「軍事境界線一帯で偶発的な衝突可能性があるので、現在の指揮官らは定位置に待機し対備態勢を強化している」と伝えた。
eニュースチーム
原文: 訳J.S