原文入力:2010-06-09午後08:02:24(1723字)
野党圏連帯には交錯した評価
11日 選挙評価・進路 討論
イ・セヨン記者,イ・ジョングン記者,パク・ジョンシク記者
←ノ・フェチャン進歩新党ソウル市長候補が先月25日、ソウル、松坡区、蚕室水中堰南端広場で環境運動連合と漢江堰撤去および生態復元協約を結んでいる。 イ・ジョングン記者 root2@hani.co.kr
地方選挙後、深い内紛
‘荒波’そのものだ。 論争の強度が‘惨敗’を自認したハンナラ党に劣らない。25人の広域・基礎議員を当選させた地方選挙結果を巡り「悪条件の中で善戦」と自評した進歩新党の最近の風景だ。党員と党役員らに続き、選挙に出馬した当選・落選者らが口を開いた。釜山、海雲台区とソウル、麻浦区、冠岳区で区議員に挑戦したキム・グァンモ、オ・ジンア、ホン・ウンクァン氏だ。
これらは各々野党5党単一候補(キム・グァンモ)と野3党単一候補(オ・ジンア),進歩新党独自候補(ホン・ウンクァン)として出馬し20%以上を得票した。偶然にも独自候補として出たホン氏だけが落選の苦杯をなめた。これらが打ち明ける所感は切切としていた。争点となった‘野党圏連帯’に関しては見解が分かれたが、‘このままではいけない’という危機意識は終始一貫していた。
党の独自路線に最も批判的な人はキム・グァンモ当選者であった。彼は9日、インターネット媒体<レディアン>寄稿文で「今回の選挙で国民の心はハンナラ党審判だった」とし、連帯に消極的だった中央党の‘硬直性’を批判した。彼が伝える選挙戦の現実は進歩新党の立場からはみじめさを感じるに充分だ。「進歩新党の党代表をイ・フェチャンと思っていたり、進歩新党を野5党が単一化して作られた政党だと思っている人が珍しくなかった。」自身もやはり野党圏連帯反対論者だったが、実際に選挙戦に飛び込んでみると「シム・サンジョンの涙が理解できたよ」とのことだ。彼は「アイデンティティが毀損されるかと恐ろしくて自ら縮こまるならば進歩新党は決して代案授権勢力にはなれない」と苦言を呈した。
←シム・サンジョン進歩新党前代表が先月31日、野党圏単一化のために京畿知事候補を辞退した後、京畿高陽市、徳陽区の事務室でユ・シミン京畿知事候補に会っている。高陽/パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr
ソウル、麻浦区で‘非民主 野3党’(民主労働党・進歩新党・参与党)単一候補として出馬し26%を得票したオ・ジナ当選者もやはり野党圏連帯を肯定的に評価した。彼は<ハンギョレ>との電話通話で「選挙運動期間、有権者から最も多く受けた質問が‘進歩新党と民主労働党がなぜ別々にあるのか’ということだった」として「‘単一化した’という話に喜んで‘良くやった’とほめるのを見て野党圏連帯の力を実感した」とした。彼は ただし 「地域ごとに各党の力量や有権者性向が違うので、一ヶ所の状況を一般化することは難しい」と付け加えた。
ソウルの進歩政党区議員候補の中で最も多い27.6%を得票しても落選したホン・ウンクァン氏は<ハンギョレ>との通話で「今回の選挙を通じて運動勢力の一分派に留まっている党の限界が如実に露出した」として「党のビジョンがないならば30%得票でも効果がない」と言い切った。だが‘無条件反李明博連帯’に対しては否定的だった。「党の大衆的基盤が確かでない状態で‘反李明博戦線’に巻きこまれる場合、進歩政治勢力が新しい道を切り開く機会を失うことになる」という理由だ。
19日に開かれる全国委員会で若い活動家グループは党のアイデンティティと進路問題を含む全面的刷新策を要求する計画だ。先立って11日には党内集いである進歩政治フォーラム主催で地方選挙を評価し党の進路を模索する緊急討論会がソウル、貞洞のフランチスコ会館で開かれる。
イ・セヨン記者 monad@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/424871.html 訳J.S