原文入力:2010-06-09午後11:13:32(1047字)
インターファックス通信 報道…朝日新聞 "北‘韓国調査結果 誤り’安保理に書簡"
カン・テホ記者,イ・ヨンイン記者
韓国を訪問し天安艦沈没に対する調査結果を検証したロシア専門家チームが、北韓の関与を立証するに足る確定的な証拠は発見できなかったとロシアの<インターファックス>通信が8日報道した。
この通信は匿名を要求したロシア海軍高位関係者の話を引用し 「接近可能な証拠と破損した天安艦船体を点検した専門家チームは、北韓が関与したと(韓国の民・軍合同)調査団が出した主張は充分でないとの結論を下した」と伝えた。
ロシア軍合同参謀議長のニコライ マカロフは専門家チームが報告書を作成した後に公式立場はロシア外務部から出すと明らかにし「悲劇的事件の原因に対して明確な結論を下すにはあまりに早い」と付け加えた。潜水艦および魚雷専門家など海軍大佐で構成されたロシア専門家チームは、先月31日入国し1週間 天安艦関連韓国合調団の調査資料と関連証拠を調べた後、7日ロシアに戻った。
ロシア専門家チームのこういう判断は、決定的物証に基づき天安艦沈没が北韓による攻撃ということは、世界のどこの国どこの誰も否めなくなったという韓国政府の見解と大きく距離があることだ。これに伴い、安保理の天安艦論議が議長声明か決議案かの次元ではなく、北韓の攻撃かそうでないかを巡る論議になる可能性も大きくなった。
外交部当局者はこの報道に対し9日 「ロシア側を通じて問題を提起し注意を喚起させた」とし「ロシア側でもまだ立場を話す段階ではないといった」と明らかにした。この当局者は天安艦事件を調査した民間側委員長のユン・トゴン カイスト名誉教授と軍側の調査団長であるパク・ジョンイ中将など民・軍合同調査団10人余りが国連安全保障理事会理事国らに調査結果を説明するため9日出国したと明らかにした。
一方、北韓は‘天安艦は北韓の魚雷攻撃で沈没した’という民軍合同調査団の調査結果が誤りと主張し安保理に公正で客観的な対応を要求する書簡を提出したと<朝日新聞>が9日ニューヨーク発で‘関係者’を引用し報道した。
カン・テホ、イ・ヨンイン記者 kankan1@hani.co.kr
原文: 訳J.S