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"戦争危機 助長…北風 追い込み 止めろ"

原文入力:2010-05-25午後10:23:41(1767字)
民主・民労・進歩など野党 "MB政府 無責任" 批判
チョン・セギュン "平和管理なき安保は片肺対策"

ソン・ホジン記者,イ・ジョンチャン記者

←韓国女性団体連合など女性団体代表と活動家が25日午前、ソウル市庁前ソウル広場で戦争に反対する内容の横断幕を持って記者会見をしている。これらは "現政権が天安艦事件を利用して韓半島の緊張を高めさせた" とし、南北間対話再開などを要求した。 イ・ジョンチャン先任記者

チョン・セギュン民主党代表は25日、政府が天安艦事件を契機に南北交流の全面中断と軍事的対決強化など対北韓強硬策に出たことと関連して "平和的管理なき軍事的安保は片肺対策" と強力に批判した。

チョン代表はこの日、ソウル永登浦の党事務所で緊急記者会見を行い "戦争は決してしてはならない" とし "真の韓半島の安保維持は確固たる安保体制の確立と南北関係の平和的管理にある" とし、政府の覚醒を促した。チョン代表は "賢明な対処で現在の不幸な事態を克服し、南北間和解協力時代を再び開かなければならない" とし "民主党は安保と平和のためには超党派的協力を惜しまないだろう" と付け加えた。チョン代表はまた "政府の発表が正しいならば、一次的責任は北韓にあるが、執権以来 南北関係の緊張を高めさせてきた李明博政府の失敗した対北韓政策にも責任は免れない" とし "無能な軍統帥権者として最も大きな責任を負わなければならない大統領が対国民談話で謝罪も問責も言及しなかった" と遺憾を表わした。

チョン代表のこういう批判は政府・与党を無責任な軍事的対決主義勢力と規定し‘北風’を遮断し天安艦事件に埋められた‘政権審判論’を再浮上させようとする意図と解説される。これと関連して民主党は、民主労働党、創造韓国党、国民参加党など野党と共に来る29日ソウル市内で政府の安保、経済無能などを糾弾する共同集中遊説を開くことにした。

チョン代表は "(政府が)選挙運動開始日の5月20日に急いで(天安艦)調査結果を発表し、穴をあけられた安保態勢に対する監査院監査発表、軍問責のような不利な日程は全て選挙後に延期した" とし、政府・与党の天安艦事件選挙利用疑惑を提起した。彼は "誰か見ても明白な安保商売" として "(6・2地方選挙で)国民の審判をまぬがれようと46人の花のような将兵たちの犠牲を利用するな" と要求した。チョン代表はまた "(天安艦)調査結果発表以後にも疑問が提起されている" として "すべての情報を公開し国民を納得させなければならず、そうしてこそ実効性ある措置も可能だろう" と主張した。

チョン代表は引き続き "今回の選挙が親庶民と反庶民勢力、民主と反民主勢力、平和と戦争勢力の対決" としつつ "大統領、国会、地方権力を独占したオールマイティ政権に対抗できるよう野党の牽制力を大きくしてほしい" と訴えた。彼は "どんな理由を上げ、どんな工夫をしようが今回の選挙は2年半の実情と無能に対する審判の場" とし "政府が北風を助長しても目覚めた市民と行動する良心が野党に力を与えることと信じる" と話した。

ウ・ウィヨン民主労働党スポークスマンもこの日論評し "李明博大統領が天安艦をテコにして韓半島緊張状態を分断以来の最高水位に引き上げ、政権維持をはかることは決して容認できない反民族的行為" とし "現政権の下で‘戦争’をしようといえば愛国となり、‘平和と和解’を話せば逆賊になる、あきれた事態が広がっている" と話した。

シム・ジェオク進歩新党スポークスマンは "大統領が国民に戦争の不安と危機感を助長すること自体が政府に対する不信を自ら招来するだけ" とし "大統領が立ち上がり対決意識と不信、安保不安を助長して地方選挙で保守票を結集しようとすれば、かえって国民的審判を受けるだろう" と論評した。 ソン・ホジン記者 dmzsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/422463.html 訳J.S