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韓国安保室長「ロシアに『一線を越えるな』との警告を込めた意思を伝えた」

登録:2024-06-17 07:13 修正:2024-06-17 08:37
2023年9月12日にロシアのボストーチヌイで行われた朝ロ首脳会談での、北朝鮮の金正恩国務委員長とロシアのプーチン大統領/聯合ニュース

 ロシアのプーチン大統領の訪朝を控え、韓国政府は、ロシアに対して「『一定の線を越えるな』との警告を含めた意思を伝えた」と16日に明らかにした。

 チャン・ホジン国家安保室長は16日、聯合ニュースTVの番組に出演し、「昨年(9月)のロ朝首脳会談以降、北朝鮮がロシアに武器を提供していることを含め、ロ朝間に様々な交流があることが相次いで捉えらている」としつつ、このように述べた。大統領室は、朝ロが首脳会談を機として、有事の際の自動軍事介入に近い水準の条約を結ぶこともありうるという情報に接し、ロシア側に警告を含めた意思を伝えたという。チャン室長は、「引き続き見守りつつ、プーチン大統領訪朝の結果を詳しく分析し、修辞で終わるのか実体があるのか、修辞だとしても程度や内容がどのようなものなのかをすべて総合して、明確に対応する」と述べた。チョ・テヨル外交部長官もこの日のチャンネルAのインタビューで、「朝鮮半島の平和と安定を阻害する方向で議論がなされてはならないとの立場を明確にし、そのような警告性を帯びたメッセージをロシア側に伝えた」と語った。

 チャン室長はただし、「朝中ロ協力の構図はまだだと思う」とし、「中ロの利害も大きく異なる」と述べた。

 チャン室長は、北朝鮮が休戦ラインに沿って壁とみられる構造物を設置していることについては、「壁というよりは対戦車障害物のような防壁に近く、長さはまだ非常に短い」と答えた。北朝鮮の韓国に向けた拡声器の設置については、「韓国側にメッセージを伝えるというより、韓国による拡声器放送を相殺するという目的の方が強いだろう」と述べた。

チャン・ナレ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1145052.html韓国語原文入力:2024-06-16 18:50
訳D.K

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