原文入力:2010-05-13午前12:36:05(2314字)
ファン・チュンファ記者,チョン・ジンシック記者,ソンチェ・ギョンファ記者
←市民と市民団体活動家らに対する警察署召喚状と罰金賦課が相次いでいる。タハムケ、人権団体連席会議、参与連帯などの活動家と市民らが12日午後、ソウル広場で警察の召喚状乱発を批判する記者会見をしている。昨年10月、龍山問題解決を促し大統領府周辺で断食座り込みをしたチェ・ホングク牧師(平和教会)の元にに舞い込んだ罰金告知書。 イ・ジョンチャン先任記者 rhee@hani.co.kr
広場は塞がれ疎通はできない。後退する現実に抵抗する人々を狙い警察の召喚状が春風に煩わしく乱舞する。2010年5月、大韓民国各所で人権が呻吟している。
国内には表現の自由実態を調査するために国連から派遣されたフランク ラルィ特別報告官が滞在しているが、政府と公権力は彼の目に写る人権現実を意に介さない。彼は12日午前から警察庁と国家人権委員会などを訪問し、龍山惨事対策委の人々と‘ミネルバ’パク・テソン氏などに会った。だが、同じ時刻にソウル広場で、インターネット空間で、警察署の調査室で、市民の表現の自由は相変らず自由でなかった。
許可された合法集会 予想人員越えたからと すぐに "不法"
#1.広場で
この日午後1時、人権団体連席会議などはソウル市庁前ソウル広場で‘表現の自由抑圧および大量召喚状乱発糾弾記者会見’を開いた。これらは「合法的に申告された集会に出てきた人々にまで警察が出頭要求書を送った」と主張した。対象は参与連帯 イム・ジョンデ代表、パク・ウォンソク協同事務局長、チャン・ジョンウク行政監視チーム幹事など3人だった。これらは去る6日午後3時頃、ソウル広場で表現の自由の保障を要求し集会を開き、警察がこちらでの集会を許容したのは2008年3月以後 2年ぶりのことだった。
だが、警察は突然 集会参席者の数と場所を理由に、許可を出した集会を‘不法’と規定した。ソウル、南大門警察署は「当初申告された人員は50人であったのに600人が集まり、場所も申告された場所のプラザホテルの前でなく市庁駅付近」という理由を挙げた。
夫妻が同時に警察の出頭要求書を受けることも起きた。市民団体‘四捨五入’が去る5日、三星電子に勤務していて白血病で亡くなったパク・チヨン氏の死因糾明を要求する記者会見に参加したという理由だった。保健医療団体連合ビョン・ヘジン企画局長と人道主義実践医師協議会 イ・サンユン事務局長が出頭要求書を受け取ったが、二人は先月結婚した夫婦だ。
一方的出頭要求書は3年も前の集会を問題にして飛んで来もした。クォン・トソプ民主労組法律院弁護士は去る2007年3月3日、韓-米自由貿易協定(FTA)反対集会を理由に最近、出席要求書を受け取った。イ・グァンソク全国農民会総連盟議長もやはり2007年3月25日に開いた韓-米自由貿易協定反対集会を理由に鍾路警察署に出てこいとの出頭要求書を先月初めに受け取った。
選挙候補者 略歴コピーしたコメントも‘禁止’
#2.インターネットで
非常識な表現の自由制約はインターネット空間でも広がっている。会社員カン・インス(37)氏は去る4月22日、タウムのアゴラ掲示板に‘ムミナミ’という名前を使ったネチズンが 「ハン・ミョンスクの業績は何か?」と尋ねる掲示物を上げると、すぐにその返事としてハン・ミョンスク前総理のホームページにある略歴をコピーして上げた。
だが翌日、選挙管理委員会がこの文を削除した。カン氏は 「公職選挙法第93条第1項は掲示行為の違法可否を判断する根拠として‘選挙に影響を及ぼすようにするために’という但し書を付けているが、私の文は質問に対する単純な返答であり計画的だと見られない」と反発した。
彼は「掲示物にいかなる主観的意見もなかった」とし、選管委に異議申込書を送ったが選管委はこれを棄却した。中央選管委指導2課 イ・ジェマン主務官は 「市長候補のホームページアドレスだけを上げたとすれば関係ないが、略歴を直接上げたため、選挙に影響を及ぼすための意図があると見ることができる」と反論した。選管委には異議申請を審議する機構が別になく、異議申請が受け入れられるケースは殆どない。
身分証見せたのに指紋採取拒否‘不可’
#3.警察で
去る11日、ソウル,衿川警察署では、ある人権団体活動家が警察の‘強制指紋採取’に‘抵抗’する事態が起きた。人権団体連席会議‘ナムンドゥル’活動家は他の活動家2人と共に前日 光化門広場で‘表現の自由を保障せよ’として示威を行い警察に連行された。彼は警察署で自身のパスポートを提示し身元を証明した後に調査を受けた。だが、警察は捜査資料票を作ると言い彼の指紋を強制的に採取しようとし、これに抵抗するとすぐに裁判所の検証令状の発行を受け結局 指紋を捺した。身元が確認されたのに、単に捜査資料を得るために‘十本の指’を奪ったのだ。人権団体らは“指紋採取・捺印は自己決定権に該当するので、国家機関の強制執行に抵抗する権利もまたある”と主張したが、現実の壁は厚く高かった。
ファン・チュンファ、チョン・ジンシック、ソンチェ・ギョンファ、イ・ギョンミ記者 sflower@hani.co.kr
原文: 訳J.S