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改革新党のイ・ジュンソク代表、尹大統領の「弾劾理由」に言及

登録:2024-04-13 07:37 修正:2024-04-13 12:22
TV朝鮮のユーチューブチャンネルに出演
「海兵隊C上等兵殉職事件外圧疑惑」での抗命などの容疑で起訴されたパク・チョンフン元捜査団長(大佐)の3回目の公判が行われた先月21日、ソウル龍山区の中央地域軍司裁判所前で改革新党のイ・ジュンソク代表が予備役の海兵隊員たちと記者会見をおこなっている/聯合ニュース

 改革新党のイ・ジュンソク代表は12日、「海兵隊C上等兵殉職事件外圧疑惑」での抗命などの容疑で起訴されたパク・チョンフン前海兵隊捜査団長(大佐)の裁判について、「パク大佐がもし無罪になれば、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾理由」になると述べた。イ代表は前日にも、与党「国民の力」が4月10日の総選挙で惨敗したことについて「尹大統領の任期が3年残っているというのは確実か」という趣旨の発言をし、弾劾の可能性に言及するなど、尹大統領の国政運営基調を連日強く批判している。改革新党は今回の総選挙で選挙区1人(イ・ジュンソク代表)と比例代表2人(イ・ジュヨン、チョン・ハラム)の3議席を獲得し、院内に進出している。

 イ代表はこの日、TV朝鮮のユーチューブチャンネルの番組「カンパンチ」に出演し、海兵隊C上等兵殉職事件とパク前捜査団長の裁判について「無罪になろうが有罪になろうが、尹大統領はいずれも負担を抱える状況」だとし、「大統領は今回の選挙結果を見て直ちに(パク前捜査団長の裁判の)公訴取り消しを判断すべきだ」と述べた。そして「無条件の公訴取り消しで裁判を中止すべきだ。もしパク大佐が無罪になれば弾劾理由(になる)」と付け加えた。また、パク前捜査団長が無罪となった場合、「パク・チョンフンという制服軍人の名誉を大統領の権限で踏みにじったものであり、若い世代が容認しないだろう」とも述べた。

 イ代表は前日にもSBSラジオのインタビューで「次の大統領選挙に出馬するのか」と司会者に問われ、「次の大統領選挙まで何年残っているんでしたっけ。(3年というのは)確実なんですか」と述べ、尹大統領の早期退陣を示唆したのではないかと解釈されてもいる。当のイ代表は記者団に対し、「弾劾について言及したわけではない」と否定している。また12日の番組でも、政府与党に対する否定世論が続けば、「(尹大統領は)改憲の話をせざるを得ない」、「(尹大統領の)任期短縮、あるいは権力構造の改編など、いくつかが含まれなければならない。そうなれば次の大統領選挙が3年後なのかは確信できない」と説明している。

 一方、改革新党は第22代国会の開会前の来月中に党大会を開催し、新たな指導部を選出することを決めている。

ソン・ダムン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1136419.html韓国語原文入力:2024-04-12 19:40
訳D.K

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