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政府 表面的には‘慎重’内心は‘北 魚雷’

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/419854.html

原文入力:2010-05-07午後10:04:02(1269字)
‘天安艦 魚雷爆発 結論’報道に 曖昧な態度
合調団関係者 "まだ意味ある結論はない"

クォン・ヒョクチョル記者

海軍天安艦の事故原因を調査中の民軍合同調査団(合調団)が天安艦の煙突と船体などからアルミニウム破片と火薬成分を検出し、事故原因を魚雷攻撃によるものと結論を出したという報道が相次いでいるが、国防部は関連報道に対し確認も否認もしない曖昧な態度で一貫している。

一部言論は7日、匿名を要求した政府高位関係者などの話を取り、連日 "天安艦から検出された火薬成分と金属破片(アルミニウムとマグネシウムの合金)は魚雷を構成する成分」とし「これを根拠に合調団が天安艦沈没原因を魚雷爆発と事実上結論を出した」と報道した。これと関連して<連合ニュース>はこの日「天安冠煙筒と切断面、艦尾切断面と触れ合った海底から各々検出された火薬成分は全てTNTより威力が強い高爆薬の‘RDX’(白色・結晶性・非水溶性の強力爆薬成分)であると確認された」として「この火薬は機雷ではなく魚雷に使われるものなので合調団では魚雷爆発と結論を下した状態」と報道した。

これに対し国防部は公式的には曖昧な態度を取っている。国防部当局者はこの日「合調団が最終結論を下す前に事故原因を断定するマスコミの報道があふれ困惑している」としつつも「報道の一つ一つに対し是非を分けるよりは精密分析結果などを総合して事故原因を公式発表する方針」と話した。否認も容認もしないまま国防部は事実上北韓魚雷説に重きを置いている。

だが、天安艦から火薬成分と魚雷破片が出てきていないという合調団関係者の証言も出てきており、混線をきたしている。<平和放送>(PBC)はこの日‘イ・ソクウの開かれた世界 今日’で合調団高位関係者の匿名インタビューを放送した。合調団の高位関係者はインタビューで 「火薬成分検出を調査しているが、大きな意味のある結論を出すに足る確実なものはない」として「今まで調査したことでは火薬成分が現れていない」と話した。この関係者は「爆発が水中で船体からやや離れたところで起きたということが合調団の結論」としつつ「そうなると火薬も大部分は水中に広がるため回収が難しいようだ」と話した。

彼は「事故海域の海底で破片を探しているが、魚雷用破片と判断できる部品は出てきていない」と主張した。彼はまた、魚雷による爆発の可能性に対して「まだ結論を出すことは難しい」と主張し、「物理的(事故)原因は段階を追って糾明でき次第発表されるはずだが北韓攻撃の可能性はもう少し慎重な検討と判断が必要だ」と話した。

合調団は20日頃に調査結果を発表する計画だが、何日か早まる可能性もあると知られた。

クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr

原文: 訳J.S