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KBS 報道製作局長‘パク・ジェワン首席 批判報道’阻む

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/419520.html

原文入力:2010-05-06午前09:21:29(724字)

チョン・ジンシク記者

<韓国放送>(KBS)の‘政府側’報道傾向に対する内外の批判が強い中で、看板ニュース プログラムでパク・ジェワン(55)大統領室国政企画首席を批判する記事が削除される事態が起きた。

5日メディア専門媒体<ミディアス>はイ・ファソプ(54)報道製作局長が去る4日‘ニュース9’に放送予定だったパク・ジェワン首席の‘論文二重掲載疑惑’記事を取り消させたと報道した。この記事は、社内調査報道チームが製作し同日放映された‘時事企画10’の内容を要約したものだ。ここには教授出身高位公職者の35%が論文二重掲載疑惑があるということと、パク首席が1992~93年に発表した論文2編が二重掲載疑惑事例として言及され、ヒョン・ビョンチョル国家人権委院長、イ・インシル統計庁長の事例も含まれている。だが、イ局長は2つの論文がとても古く、教授任用以前に発表したものなので報道内容から除くことを指示したと知られた。また、イ局長は「パク首席の部分を削除し放送するか、でなければ放送できない」とし「局長職権でデスク権を発動する」と話したと伝えられた。イ局長とパク首席とは共に慶南馬山出身であり、普段から親密な縁が深いと知られている。この事態に対し韓国放送記者らは "9時ニュースが大統領府にひざまずいた" とし強く反発したと<ミディアス>は伝えた。

チョン・ジンシク記者 seek16@hani.co.kr

原文: 訳J.S