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韓国の「子育て」、女性は一日13.1時間…男性4.7時間

登録:2024-03-18 02:41 修正:2024-03-18 08:30
ゲッティイメージバンク//ハンギョレ新聞社

 女性の一日平均の子育て時間は男性の3倍近い。このような調査結果が発表された。

 韓国女性政策研究院が17日に発行した報告書「ジェンダーの視点から見た社会的ケアの再編方策の研究:子育ての質の向上戦略の模索」によると、乳幼児を育てている女性の一日平均の子育て時間は13.1時間だった。一方、乳幼児を持つ男性の一日平均の子育て時間は4.75時間に過ぎなかった。この報告書は、7歳以下の子を持つ5530人の男女(女性3564人、男性1966人)に対して昨年8月に実施された調査にもとづくもの。

 研究チームが一日(24時間)を30分単位に分け、乳児(2021~2023年生まれ)の世話をしている人または機関を調査したところ、午前6時から午前8時30分までの女性(子の母親)の世話率は60~80%台だが、同時間帯の男性(子の父親)の世話率は10%台にとどまった。

 子どもが保育園に行っている午前9時から午後4時にかけての女性の世話率は30~40%台まで低下したが、子どもたちが降園する時間帯である午後4時からは再び上昇。午後4時から深夜12時までの女性の世話率は50~70%台を示した。しかし同時間帯の男性の世話率は高くても30%台にとどまった。このような現象は幼児(2016~2020年生まれ)を育てている世帯でも見られた。

 また男性が乳児を世話する時間帯は、共働き世帯と非共働き世帯で差がほとんどなかった。午前9時以前の時間帯の共働き世帯の男性の乳児世話率は9~19%ほどだが、非共働き世帯男性の同時間帯の乳児世話率(8~16%ほど)もほぼ同じだった。「共働きかどうかとは関係なしに乳児の世話は主に女性がしており、性不平等な子育て分担を明確に示している」というのが研究陣の説明だ。研究陣は「女性に集中している性不平等な子育て分担構造を解消するために、質的に(子を)信じて任せられる水準の公的ケアが保障されるべきだ」と述べている。

オ・セジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/women/1132585.html韓国語原文入力:2024-03-17 14:21
訳D.K

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