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韓国与党の総選挙候補「日帝強占期の方が暮らしやすかったかも」妄言

登録:2024-03-13 23:52 修正:2024-03-21 07:15
国民の力のチョ・スヨン候補(大田西甲)=フェイスブックより//ハンギョレ新聞社

 4月10日の総選挙でに向け、与党「国民の力」の大田(テジョン)西甲選挙区の公認候補となったチョ・スヨン元大田地検検事が、2017年8月25日に自身のフェイスブックに「封建的な朝鮮の支配を受けるよりも日帝強占期(日本による植民地時代)の方が暮らしやすかったかもしれない」と投稿していたことが13日に確認され、「日帝擁護」との批判を浴びている。

 チョ候補は光復節直後の「光復節と国恥日」と題する投稿で、「民衆は本当に大韓帝国の亡国を悲しんだのだろうか」としつつ、上のように記した。また、「亡国の主な責任者として李完用(イ・ワニョン)ら親日派を名指しし、彼らに矢を放ち腹いせをしているが、親日派がいなかったら大韓帝国は滅びていなかったのか。そうではない」とし、「すでに朝鮮はかなり前から国の機能のまひした植物国だった」と主張した。

 野党「共に民主党」大田市党はこの日発表した論評で、「チョ候補は典型的な親日植民地史観と日本帝国主義を擁護する文章を書いた。植民地支配の正当性を主張し、日帝の植民地支配の歴史を肯定的に評価する内容で、民族の苦しみに背を向け、歴史的事実を歪曲する暴言」だと批判した。

チョ・スヨン候補の2017年8月25日のフェイスブックへの投稿//ハンギョレ新聞社

 これに対しチョ候補はフェイスブックで、「このようなことで物議を醸して本当に申し訳なく思う。深く反省する」とし、「2017年夏に反日感情を刺激して政治的利益を得ようとしている一部の知識人がいた。そのようなことを指摘する過程で過度な表現があったことを認める」と述べた。

 国民の力はすでに、大邱(テグ)中南選挙区の公認候補、ト・テウ弁護士らの暴言で批判を浴びている。ト弁護士は2019年の自身のユーチューブチャンネルでの「5・18は自由民主化的な要素はあるが、北朝鮮の介入の有無が問題となるというのは常識」との発言がハンギョレの報道で明らかになり、批判を浴びている。しかし、国民の力の公認管理委員会は12日、議論の末にト弁護士の公認を撤回しないことを決めている。

キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/election/1132136.html韓国語原文入力:2024-03-13 17:59
訳D.K

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