原文入力:2010-04-23午後10:34:31(1382字)
‘不穏書籍 懲戒訴訟’1審判決 弁護人 "とうてい納得できない"
ノ・ヒョンウン記者,イ・ジョンチャン記者
←国防部のいわゆる‘不穏書籍’指定行為が不当だとし、憲法訴訟を提起し罷免された軍法務官パク・ジウン(左側から),シン・スンス,チ・ヨンジュン氏が23日午後、ソウル,瑞草洞のソウル行政法院で判決が下され複雑で息苦しい表情を見せている。 イ・ジョンチャン先任記者 rhee@hani.co.kr
憲法訴訟を提起し軍の品位を傷つけたという理由で罷免された軍法務官らは罷免など懲戒処分の取消請求訴訟を起こし1周年を翌日に控えた23日、裁判所が事実上国防部の手をあげるや複雑で息苦しい表情を隠すことができなかった。今後に続く控訴審・上告審裁判が終るまで、これらの業務と生活が全て停止するためだ。
裁判所はこの日、国防部の主張をほとんどそのまま受け入れた。裁判所は判決文で「軍の厳重で特別な命令服従義務は国家の安全と国土防衛のために強力な指揮統率体系が必要だという特殊性があるため」としつつ「法律に精通した軍法務官であると同時に、指示・命令に従わなければならない軍人として慎重な検討なしに憲法訴訟を提起したことは適切でない」と明らかにした。
←不穏書籍日誌
また裁判所は△集団憲法訴訟△言論とのインタビュー△軍内部網に長官の発言を批判する文を載せた行為などが軍の品位を傷つけたという国防部の懲戒理由を大部分認めた。裁判所はチ・ヨンジュン前法務官に対しては懲戒処分の苛酷性を挙げて裁量権を逸脱したものと判断したが、共に罷免されたパク・ジウン前法務官と減給・けん責・謹慎などを受けた4人に対しては裁量権範囲内にある適法な懲戒と認めた。裁判所は「パク前法務官は不穏書籍遮断指示の違憲可否について予断を強く持ち、軍の威信に深刻な損傷を招いた」とし「このような不正事実に照らし罷免を選んだことは明確に不当とは見られない」と明らかにした。
チ前法務官をはじめとして法務官らが全て控訴意思を明らかにしたので、憲法訴訟を出したという理由で懲戒を受けた人々を巡る法的論難は続くものと見られる。また、これらの正常な社会生活もやはりその期間は遅れるものと見られる。
罷免という重懲戒を受けたパク前法務官は国家公務員法により3年間は弁護士登録ができない。チ前法務官も裁判所の罷免処分取り消し判決が確定すれば軍に復帰することはできるが、裁判所が国防部の懲戒理由自体には問題がないと判断したため、解任などの他の懲戒を受ける可能性が高い。このようになればチ前法務官は法務官として10年以上仕事をして初めて受けることができる弁護士資格を最初から得ることができなくなる。
事件を受け持ったチェ・カンウク弁護士は「裁判所は懲戒処分が出てきた後に行った言論インタビューを懲戒理由と認定するなど、事実関係さえまともに判断せずに結論を下した」とし「判決をとうてい納得できない」と話した。
ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/417508.html 訳J.S