原文入力:2010-04-22午後07:51:58(1003字)
2008年 被害教師 12人全員勝訴… "行き過ぎた処分" 指摘
ソン・ギョンファ記者
国家水準学業達成度評価(一斉試験)に反対し罷免されたソウル,世和女子中のキム・ヨンスン(41)教師に対する罷免処分は無効という判決が下された。これで2008年10月に実施された一斉試験に反対し罷免されたり解任された教師12人全員が1審で勝訴し教育当局と学校の処分が行き過ぎたという批判を避けることができなくなった。
ソウル中央地裁民事合議41部(裁判長 チェ・スンウク)は22日、キム教師が学校財団の一洲学院を相手に出した罷免無効確認請求訴訟で原告勝訴判決した。
2008年に実施された一斉試験を控えキム教師は生徒たちに「試験を受けるのかやめるのかを決める権利は生徒と父兄にある」と話した。世和女子中の一部生徒たちは一斉試験拒否の意志で白紙答案を出し、学校は‘生徒たちに試験拒否を誘導した’とし、懲戒委員会を開きキム教師を罷免処分した。これに対しキム教師は昨年5月「罷免は不当だ」として訴訟を起こした。
先立って昨年12月31日ソウル行政法院はソン・ヨンウン(54・ソウル,瑞山小)教師など解職教師7人がソウル市教育庁を相手に出した解任処分取り消し訴訟で原告勝訴判決した。当時、裁判所は「解任処分は過度に重い上に公平の原則に反しており、懲戒権の乱用」と明らかにした経緯がある。春川地方裁判所も去る2月11日にナム・ソンファ(40・江原,東海市,青雲小)教師など4人が江原道教育庁を相手に出した訴訟で原告勝訴判決した。しかし各教育庁は全て控訴しており、教師たちは学校に戻れずにいる。
キム教師が罷免されるや世和女子中学生と父兄たちは嘆願書を集め学校前で1人示威に出るなど、救命活動をした。宣告後、キム教師は「教育の問題をなぜ裁判所に持ってこなければならなかったのか分からない」として「来る7月にも一斉試験が予定されているが、相次ぐ罷免・解任無効判決が一斉試験に対してもう一度悩む契機となるように願う」と話した。
ソン・ギョンファ記者 freehwa@hani.co.kr
原文: 訳J.S