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"また不正か" …‘検察改革’要求殺到

原文入力:2010-04-21午後11:11:53(1645字)
‘検事 接待リスト’徹底捜査 注文 相次ぐ
検察, 民間人主導真相究明委 設置へ

キム・ナムイル記者,コ・ナム記者,キム・ミョンジン記者

←今度はきちんと明らかにするだろうか? キム・ジュンギュ検察総長(右上から)とチャ・ドンミン次長検事など検察指揮部が21日午前、ソウル,瑞草洞の大検察庁で開かれた全国公安部長会議を主宰しようと会議室に入っている。キム総長はこれに先立ち開かれた緊急非常幹部会議で‘検事接待リスト’を調査するための真相究明委員会の構成を決めた。キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

現職検事長2人を含む数十人の検事たちに20年余りにわたり饗応と金品を提供し性接待までしてきたという前職建設業者チョン・某(51)社長の‘検事接待リスト’が公開され、検察不正疑惑に対する厳正な捜査と‘検察改革’要求が大きくなっている。検察も懸案の深刻性を考慮し、異例の民間人を委員長とする真相究明委員会を設けることにし、法務部長官も徹底した真相究明を指示して出た。

参与連帯と韓国女性団体連合は21日、ソウル,瑞草洞の大検察庁前で記者会見を行い、今回の事件を単純な接待ではなく‘包括的代価を望み長期的に反復された贈収賄事件’と規定し徹底した捜査と処罰を要求した。これらは「かつての議政府・大田法曹不正,三星Xファイル事件,キム・ヨンチョル弁護士の餅代検事名簿暴露などに続き、再び検事たちの金品・接待授受疑惑に火が付いた」として「不正事件が起きる度に検察が言ってきた自省と省察という言葉がどれほど無駄になったことかが明らかになった」と主張した。参与連帯はリストに名前が挙がった検事57人を22日最高検察庁に告発する一方、監査院に国民監査を請求する計画だ。

民主社会のための弁護士会も論評を通じ「こうしたことが反復されていながら徹底した調査と処罰がなされないのは検察の意志不足と同時に検察が捜査権と起訴権を独占している検察制度のため」として、高位公職者不正調査処の新設のような根本的な制度改善策を要求した。チョン・セギュン民主党代表はこの日 国会で開かれた最高委員会議で「検察権を検事たちの手にだけ置くことはできない。検察改革が切実だ」として「国会司法制度改革特別委員会で検察改革を行う」と話した。

一方、キム・ジュンギュ検察総長はこの日午前、最高検察庁幹部らが参加した緊急会議を開き、<文化放送> ‘PD手帳’等を通じて明らかになった‘検事スポンサー’の実態に対する調査団の構成を指示した。キム総長は「報道された主張が事実ならば検察としては情けなく恥ずかしいこと」として「真相究明が優先されなければならず、その結果により相応する厳正な措置が伴わなければならない」と話した。イ・クィナム法務部長官も「提起された疑惑に対し早急な期間内にすべての真相を一つ一つ糾明しなさい」と指示した。

検察は客観的な調査のために国民の信望の篤い外部人士が委員長を引き受ける真相究明委員会を構成し、真相究明委員の3分の2以上を民間人で満たすことにした。 また真相究明委所属でチェ・ドンウク(51・司法試験24回)大田高検長を団長とする真相調査団を設けることにした。

検察は去る2007年にキム・ヨンチョル弁護士が三星の管理対象として現職高等検察庁長など高位職検事たちの実名を暴露し、高等検察庁長より下の検事長を団長とする‘三星特別捜査・監察本部’を自主的に設けた経緯がある。だが検事たちに対する調査は全く行われず特別検査チームが構成されて一月余りで解体した。

キム・ナムイル,コ・ナム記者 namfic@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/417157.html 訳J.S