尹錫悦(ユン・ソクヨル)が米国のジョン・F・ケネディ財団(JFK財団)が選定する「勇気ある人物賞」(Profile in Courage Award)を受賞する予定だと、大統領室が19日(現地時間)明らかにした。
大統領室はこの日、報道資料を通じて「JFK財団は、韓日関係の改善に対する貢献を高く評価し、尹大統領と日本の岸田文雄首相を2023年の『勇気ある人物賞』の特別国際受賞者に選定すると発表した」と伝えた。
財団側は、尹大統領と岸田首相の選定理由として、「より平和な世界のために和解という困難な仕事を進め、勇気が必要なときに民主主義のための献身を示した」と明らかにしたと、大統領室は伝えた。尹大統領はこの日、受賞者に選ばれた後、X(旧ツイッター)に投稿し、「岸田首相と受賞することになり、非常に光栄」だとしたうえで、「持続的な韓日関係改善と韓米日協力の発展が、インド太平洋とその先の自由、平和、繁栄を増進することだと自信を持っている」と所感を明らかにした。大統領室は「尹大統領の『2023勇気ある人物賞』受賞は、韓日関係の画期的な改善と、キャンプデービッドでの韓米日首脳会議につながる歴史的な進展を可能にした尹大統領の政治的決断とリーダーシップを、米国はもちろん、全世界が高く評価していることを示すものだと評価される」と説明した。
今年の授賞式は来月29日、米国マサチューセッツ州ボストンにある財団の図書館兼博物館で開催される予定で、歴代の受賞者として、昨年はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、2017年は米国のバラク・オバマ大統領、2014年は米国のジョージ・ブッシュ大統領、2002年はコフィ・アナン国連事務総長などがいる。
一方、尹大統領と岸田首相とともに、今年の米国内の受賞者として、サウスカロライナ州議会の5人の女性上院議員(カトリーナ・シーリー議員、ペリー・グスタフソン議員、マージー・マシュー議員、ミア・マクラウド議員、サンディ・セン議員)が選ばれた。共和党・民主党・無所属など党所属がそれぞれ違う彼女たちは、共和党が多数を占める州議会が可決しようとした中絶を全面禁止する法案の阻止運動に取り組み、名が知られることになった。