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韓国大統領室「凶器振り回し予告の89地域に警察配置」

登録:2023-08-07 06:54 修正:2023-08-07 08:42
防犯服を着たソウル江南警察署の機動隊員たちが6日午前、ソウル地下鉄江南駅周辺をパトロールしている=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 韓国警察庁はこのところ無差別刺傷事件が相次いでいることを受け、殺人予告、凶器振り回し予告のあった89の地域に機動隊、特攻隊、地域警察、刑事などの警察人員を配置したことを6日、大統領室に報告した。

 大統領室のイ・ドウン報道官はこの日、龍山(ヨンサン)の大統領室でブリーフィングを行い「警察から、大衆利用施設などの犯罪発生が憂慮される3444の地域を選定し、本日付で警察、自主防犯などの協力団体の人員を計2万2098人配置したとの報告を受けた」と明らかにした。イ報道官は続けて「挙動が怪しい人物などに対する検問検索も442回行われ、このうち14件は実質的な嫌疑が発覚したため検挙されたと報告された」と説明した。ただし、検挙された14件は直接的な殺人予告ではなく凶器所持、麻薬類の投薬などだと警察は説明した。

 大統領室の幹部は記者団に対し、「警察はパトロールを増やしたほか、装甲車やテーザー銃など必要な装備も補強した。そのため取り締まり・検挙の実績があがった」と語った。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、3日に京畿道城南市盆唐(ソンナムシ・プンダン)の書ヒョン(ソヒョン)駅で刺傷事件が発生したことを受け、「国民が不安を感じないよう政府は警察力を総動員して超強硬に対応せよ」と休暇先の慶尚南道巨済市(コジェシ)の猪島(チョド)から4日に指示した。尹大統領は、それに向けた事前防止のための警備人員投入、実効的で強力な鎮圧装備の携帯などについて述べた。

 大統領室の関係者は記者団に対し、「尹大統領は(先月21日の新林駅での通り魔事件後に行われた) 1日の国務会議で『凶悪犯罪に対しては徹底した捜査と強力な処罰が迅速に行われなければならない』『特に被害者が犯罪者の出所後の報復を心配しないよう、報復犯罪に対して超強硬に対応し、このような模倣犯罪の試みも迅速な捜査で未然に防止せよ』と述べた」と強調した。

キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1103203.html韓国語原文入力:2023-08-06 17:46
訳D.K

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