原文入力:2010-03-25午後11:22:42(997字)
キム・スナク氏, 全財産 1億 寄付
ク・テソン記者
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1月に亡くなった日本軍慰安婦キム・スナク(82)ハルモニが生涯に貯めた全財産 1億ウォン余りを社会に寄付した。
キム ハルモニの遺産代理人を引き受けたアン・イジョン慰安婦歴史館建設推進委員会運営委員は25日、キム ハルモニが残した全財産 1億800万ウォン余りを社会に寄付するという内容が込められた遺言状を公開した。キム ハルモニの遺言に従い、このお金の半分の5400万ウォンは暮らしが苦しい少年少女家長の家を助けることに使うとし、社会福祉共同募金会に渡した。また残り半分の5400万ウォンは大邱地域市民団体などが推進中の慰安婦歴史館建設推進委員会に伝えた。
この遺産はキム ハルモニが永らく集めた労務賃と慰安婦被害者生活支援金を節約して貯めたお金だ。慶山市内の小さなアパートで暮らしてきたキム ハルモニは2000年11月に慰安婦被害者として登録した後、政府から受け取った定着金と月々に支給される生活支援金を殆ど使わずに貯めてきたことが分かった。
キム ハルモニと一緒に生活してきた慰安婦イ・ヨンス ハルモニは 「ハルモニが普段使わずに食べるものも切り詰めて貯めたお金」として 「財産を譲る子供もいるのに、僅かずつ貯めたお金を全て社会に寄託した心意気を見習わなければならない」と話した。
大邱に300余㎡規模の歴史館を建てるために市民運動を広げている慰安婦歴史館建設推進委員会イ・ジンホ, チョン・スンチョン共同代表は「ハルモニの意に沿って必ず歴史館を建設する」と誓った。
1928年慶北,慶山で生まれたキム ハルモニは "就職させてあげる" という話にだまされ、中国,ハルビンと内モンゴル,北京等の慰安所へ引き回され2年余りの間 慰安婦の生活をした。ソウルと順天などの地を転々とし、1997年に故郷の慶山に戻り定着した。大腸癌の手術を受けた直後の去る1月2日、自宅で亡くなり２日後に霊泉,銀海寺で樹木葬で葬儀を行った。
ク・テソン記者 sunnyk＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
