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追い込まれた検察, ハン・ミョンスク警護職員 追加調査

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/411229.html

原文入力:2010-03-19午後10:51:07(1264字)
不利な証言の後 4人呼び出し… "調査時と同じ陳述"
随行課長は法廷で "ドル両替の指示を受けたことはない"

パク・ヒョンチョル記者

検察が18日に開かれたハン・ミョンスク(66)前国務総理の公判で 「総理公館で昼食が終われば常に総理が先に出てきた」として起訴事実と異なる証言が出てきた直後、こういう陳述をした警護チーム職員など4人を急に呼び、追加調査をしたと発表された。

19日ソウル中央地裁刑事合議27部(裁判長 キム・ヒョンド)審理で開かれた公判では‘ゴルフをしない’というハン前総理側の普段の主張と違い、ハン前総理が親戚とゴルフした話をしたという証言が出てきた。ハン前総理側は5万ドルを渡したというクァク・ヨンウク(70)前大韓通運社長から日本製高級ゴルフクラブ セットを贈り物としてもらったという検察主張に反論し‘ハン前総理はゴルフをしない’と主張してきた。

クォン・オソン ソウル中央地検特捜2部長検事はこの日の公判で「当時、総理公館警護員ユン・某氏が検察調査の時と異なる陳述をして、残りの警護チーム職員4人を調べてみると検察調査と同じ内容を述べた」と明らかにした。検察はこれら職員4人を22日に開かれる現場検証に証人として申請し、裁判所はこの内、2006年12月20日昼食当時の勤務者3人だけを証人として採択した。

検察側証人のユン氏は前日の法廷で「8年間 勤めて、昼食の後に総理がお客さんより遅く出てきたことはなかった」と述べた経緯がある。ユン氏の証言は「同席したチョン・セギュン,カン・ドンソク長官が出て行き、(ハン総理と自身)2人だけが残った状況でお金を渡した」というクァク前社長と検察の主張に背馳する。検察はユン氏がその日午後、法廷でこういう証言をするや公判が終わった後にユン氏などを調査したと分かった。

一方、問題の昼食当時に総理随行課長だったカン・某氏は 「ハン前総理が休暇の時に親戚とゴルフした話をするのを(直接)聞いた」とし「ゴルフをしない」と言って来たハン前総理側主張と相反する証言をした。またカン氏と当時儀典秘書官だったチョ・某氏は「公館で昼食が終われば常に総理が先にドアをあけて出てきた」,「総理からドル両替の指示を受けたことはない」と話した。

この日の裁判で検察はチョ氏に「米国で勉強するハン前総理の子息が学費だけで4万~5万ドル,滞在費などを合わせれば年間10万ドル以上が必要だが、総理の海外出張経費を集めた2万ドル程度でその費用を賄うことはできないでしょう」と尋ね 「証人に確認された事実だけ尋ねなさい」として、これを制止する裁判長と諍いを起こしもした。

パク・ヒョンチョル記者 fkcool@hani.co.kr

原文: 訳J.S