本文に移動

感染確認後に逃げた中国からの入国者、ソウルのホテルで検挙

登録:2023-01-06 03:04 修正:2023-01-06 07:39
4日0時現在、海外から流入の感染者の76%が中国からの入国者
コロナ感染が確認された後にホテルでの隔離を拒否して逃げていた40代の中国人A氏が5日にソウルで検挙され、仁川市中区のホテルに送られている/聯合ニュース

 新型コロナウイルス感染が確認された後にホテルでの隔離を拒否して逃げていた40代の中国人が、ソウルで検挙された。

 仁川(インチョン)警察庁は、5日午後12時55分ごろにソウル中区(チュング)に位置するホテルにいた中国人A氏を、感染症予防および管理に関する法違反の疑いで捕らえたと発表した。A氏は3日午後10時4分ごろ、コロナ感染による隔離処分に応じず、隔離者の宿舎である仁川中区永宗島(ヨンジョンド)にあるホテルから逃げた疑いが持たれている。仁川空港での入国後のコロナ検査で陽性判定を受けたA氏は、このホテルに隔離される予定だった。

中国発韓国行きの航空機に搭乗するすべての内国人と外国人にコロナ陰性確認書の提出が義務づけられた初日の5日午前、中国発の航空機で入国した搭乗客が仁川国際空港第1旅客ターミナルのコロナ検査センターに向かっている/聯合ニュース

 しかし、ホテルの駐車場に防疫バスが到着した約6分後、A氏はバスから飛び降りて逃げた。当時、現場には秩序維持要員がいたが、A氏の逃走は防げなかった。警察は近くの防犯カメラ(CCTV)を分析したが、ホテルから300メートル離れた大規模スーパーで姿を確認したのが最後で、その後の行方を追っていた。警察は、A氏がスーパーの近くでタクシーに乗り、ソウルに移動したことを把握した。警察はA氏を仁川に移送し、正確な逃走の理由や経路などを取り調べる予定だ。

このところ世界各国が中国発の旅行客にコロナ陰性証明の提出を義務付けるなど、入国規制を強化している中、29日午前、仁川国際空港第1ターミナルの到着案内に中国発の便の情報が表示されている。政府は中国発の入国者について、有症者の同伴者に対する検査と厳格化された発熱基準(37.5度→37.3度)の適用に加え、中国の防疫強化対象国への指定、入国検査の強化などの、さらなる防疫対策を検討している=永宗島/聯合ニュース

 政府は中国でコロナ感染が急激に広がっていることを受け、中国発の入国者に対する防疫を強化している。4日午前0時現在の海外からの流入感染者172人の76%に当たる131人が、中国からの入国者だ。

イ・スンウク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/1074534.html韓国語原文入力:2023-01-05 13:57
訳D.K

関連記事