原文入力:2010-02-18午後10:31:21(1769字)
朴槿恵 "親パクには座長はいない" 一蹴
原案固守し 親パク系 取り締まり
朴槿恵-キム・ムソン決別の展望も
ソン・ヨンチョル記者,パク・ジョンシク記者
←朴槿恵前ハンナラ党代表が18日午後、国会本会議に参加しようと本会議場階段を歩いて上がっている。(左側) キム・ムソン ハンナラ党議員が18日午前、国会政論館で世宗市折衷案関連記者会見をする前、考えに沈んでいる。パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr
"一言で言って価値のない話だ。親パクには座長はいない。" 朴槿恵前ハンナラ党代表は18日、一時親パク系の座長だったキム・ムソン ハンナラ党議員が出した世宗市折衷案を一言の下に一蹴した。キム議員が記者会見を行い、8時間余ぶりだ。世宗市原案推進にはいかなる妥協もないことを確実にしたのだ。
先立ってキム議員はこの日午前、国会で記者会見を行い「互いに妥協し折衝して、皆が勝利する合意案を作り出すことが政治であり国民に対する道理」として「修正案が持つ‘+アルファ(企業,教育機関移転など)’は維持し、憲法上独立機関である大法院,憲法裁判所,中央選挙管理委員会と業務性格が独立的な国家人権委員会,監査院,公正取引委員会,国家権益委員会など7ヶ機関を移転しよう」と提案した。彼は「これまで妥協ない主張をしてきた惰性と加速度で、もう一度悩んでみることもせずに直ぐに拒否するのではなく熟考して欲しい」とパク前代表に注文した。
だがパク前代表は‘熟考’する価値がないと判断した。彼女は「世宗市法を作った根本趣旨を理解せず、急いだあまり臨機応変で出てきた話のようだ。法の趣旨を考えなければならない」として「すべての手続きを踏み国会を通過し施行中である法を守り国民との約束を守ることを、惰性で反対していると考えることは問題がある」とスポークスマン格であるイ・ジョンヒョン議員を通じて明らかにした。
パク前代表の冷たい反応は、世宗市原案推進という自身の意志を‘惰性的な反対’と片付けたキム議員に強い背信を感じたためのようだ。パク前代表はこの間、世宗市論争過程で自身の意志を‘任意’と解釈することにはすぐに反論してきた。親パク重鎮のホン・サドク議員が先月‘5~6部署移転’という折衷案を出した時 "個人的な意見" とすぐに放り出した。ある親パク再選議員は「パク前代表は事実関係を正さなければならない時は絶対そのまま見過ごさない」とし「地域均衡発展,首都圏過密解消,国民との約束遵守という自身の政治的価値を‘惰性’と話したことはパク前代表の考えと最も背馳するもの」と話した。ある議員は「ほとんど一人で修正案と真っ向から戦ってきたパク前代表としては世宗市問題が峠を越える重大時点で出てきたキム議員の折衷案は本当に不快なもの」と言った。座長の役割をしていたキム議員の発言がややもすると親パク系の意志と誤って導かれ内部亀裂ができることを防ぐという意志も入っている。ある親パク重鎮議員は「親パクに座長はいないという言葉は、キム議員の言葉が親パク意見として見なされたり内部混線があるという誤解を防ごうとしたもの」と解説した。
一部では昨年5月パク前代表がキム前議員の院内代表出馬意志を挫いた後から続いてきた2人の冷たい関係が結局は破局に突き進むのではないかという展望も出ている。パク前代表が‘泣いて馬謖を斬る’をしなければならない時と判断したということだ。パク前代表のある参謀は「キム議員が記者会見で親パク脱退を宣言したようで、パク前代表もあえて留めないという意向を示したようだ」と話した。キム議員側のある関係者も「事実上もうキム議員がパク前代表の近くに戻るには、あまりに遠くへきたようだ」と話した。キム議員はこの日夕方、パク前代表の発言が知らされた後「もう一度すべての感情を超越し再考してくれることをお願いする」と話した。
ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/405489.html 訳J.S