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韓国大統領室「米国、対北朝鮮追加制裁を韓国と協議…北朝鮮の核関連資金源を遮断」

登録:2022-07-01 05:04 修正:2022-07-01 09:10
「個人と機関に対する制裁拡大プランと見られる」
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するためスペインを訪問中の尹錫悦大統領が今月28日(現地時間)、マドリード市内のホテルで首脳会議の事前点検会議を主宰している/聯合ニュース

 米国が北朝鮮に対する強力な経済制裁案を韓国政府と協議していることが分かった。米国は北朝鮮の核とミサイル計画に関連した資金源を遮断するため、個人と機関に対する制裁の拡大に積極的に乗り出している。

 韓国大統領室の関係者は29日(現地時間)午後、マドリードのプレスセンターで、「韓米日首脳会談で新しい形の対北朝鮮制裁策に関する議論はあったのか」という記者団の質問に「今日(の会談では)話し合われていない」とし、「しかし北朝鮮の個人と機関に対する制裁拡大のプランが用意されているようだ。残りの追加制裁は軍事事項も多く、様々な面で保安事項なので、韓米間で協議はあったが、ここで明らかにするのは難しい」と答え、韓米両国が北朝鮮に対する追加制裁などの対応策を協議したことをうかがわせた。

 これに先立ち、ホワイトハウスのジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は28日の記者懇談会で、「来月に予定されているジャネット・イエレン財務長官の訪韓の際、北朝鮮に対する追加制裁について話し合う可能性はあるのか」という質問に対し、「北朝鮮が(制裁に対応して)持続的に収益を得る方法の面で適応してきたため、我々もこの18カ月間、新たな制裁対象を探している」としたうえで、「ジョー・バイデン大統領は韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領や日本の岸田文雄首相とともに、核とミサイルプログラムに必要な財源を北朝鮮が調達できないようにする方法について話し合う機会があるだろう」と述べている。

ペ・ジヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1049069.html韓国語原文入力:2022-06-3009:47
訳H.J

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