原文入力:2010-02-12午後09:06:29(1397字)
"放文振がMBC独立 き損" 帰郷客らに資料配布
放送通信振興会, 20日まで社長 公募
イ・ムニョン記者,キム・ギョンホ記者
←チェ・ムンスン民主党議員(右から2番目)が12日午前、ソウル駅広場でメディア行動,全国言論労組など言論団体と野4党が開いた言論掌握阻止のための記者会見で、李明博政権の文化放送掌握企図を批判している。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr
"ティン! イ・ミョンバク大統領が…." , "ティン! イ・ミョンバク大統領が…." 3段に積み重ねられたテレビ20台が一斉に‘イ・ミョンバク大統領’で始まるニュースを送りだし、イ大統領のマスクをかぶった市民が土木作業を始めた。‘ティン イ ニュース’に変質した、あるいは変質する危機にある放送現実を形象化した‘真実を知らせる市民’(チナルシ)のパフォーマンスだった。降りしきる雪が舞う12日午前のソウル駅だった。
この日、野4党と全国言論労組,民主言論市民連合,チナルシと言論消費者主権国民キャンペーンなどは、市民に李明博政権の言論掌握を告発する正月帰郷広報戦を全国22ヶ地域で同時多発で展開した。故郷へ向かう市民たちはキム・インギュ社長の就任後<韓国放送>(KBS)の‘急速な国営放送化’を批判する民主言論市民連合およびチナルシの印刷物とオム・ギヨン<文化放送>(MBC)前社長の退陣を報道した週刊誌特別版を手に持ち、急ぎ足で歩いていた。
先立って進行された記者会見で、チェ・ムンスン民主党議員は 「87年民主抗争の産物であり放送独立のために作られた放送文化振興会(放文振)が逆にMBCの独立を傷つけている」と批判した。ク・ボンホン前社長反対闘争過程で解職されたノ・ジョンミョン前<YTN>労組委員長は 「現在MBCの状況はYTNと非常に似ている。事態の核心は経営陣交替を通じた報道掌握」と指摘した。
参席者60人余りはソウル駅のあちこちに散り、帰郷客たちに準備した資料を配布し、現在の言論状況を知らせた。大邱行列車を待っていたキム・ヒョンドク(42)氏は 「政権と放文振が公営放送の責任を負うオム・ギヨン社長の辞退を圧迫したことは、MBCを国営・広報放送にしようとする弾圧」として「オム社長もMBC構成員ともっと力強く踏ん張るべきだったが残念だ」と話した。イ・チャンジェ(27・学生)氏も 「オム社長の辞退はキム・ジェドン,ソン・ソクヒ,チン・ジュングォン氏の放送降板および再採用脱落のように政権がMBC報道を不快に感じ発生したこと」としながら「権力が真実を報道する言論の権利を奪ってはいけない」と強調した。
放文振はこの日午後 臨時理事会を開き、20日まで後任社長候補を公募することを決めた。3~5人に候補者を定め26日の面接を経て新しい社長を確定する。放文振は新社長選任基準として△放送独立性と公正性を実現できる能力△未来ビジョンを提示して遂行する能力△組織運営に必要なリーダーシップと推進力を提示した。
イ・ムニョン記者 moon0@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/404555.html 訳J.S