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日本 外相 "韓-日強制併合, 韓国人に傷"

原文入力:2010-02-11午後09:14:52(1263字)
韓-日外交長官 会見… "被害者の気持ち 忘れてはいけない"
専門家 "日本政府 実質的行動で‘謝罪’すべき"

イ・ヨンイン記者

←ユ・ミョンファン外交通商部長官(左側)が岡田克也日本外相と11日午前、ソウル,世宗路の政府総合庁舎別館で韓-日外交長官会談に先立ち席を薦めている。 写真共同取材団

岡田克也日本外相は韓-日強制併合と関連して 「韓国人が国を奪われ深く傷ついた事件だった」とし「被害者の気持ちを忘れてはいけない」と話した。昨年9月スタートした日本 民主党政府が今年韓-日強制併合100周年をむかえ、植民地支配に対してそれなりの‘誠意’表現をしたものと専門家たちは評価した。専門家たちは日本政府が今後、実質的な行動と政策で‘謝罪と反省’を示さなければならないと指摘した。

岡田外相は11日、ソウル,世宗路の政府総合庁舎別館で韓-日外交長官会談の後、共同記者会見を通じて 「100年前に起きたことと関連し、韓国の人々にあっては国を奪われ民族の自負心に大きく傷を負った事件だったと考える」と明らかにした。彼は 「私は日本人という自負心を持っている」とし「だから国を奪われ自負心に傷を負った人々の心を理解することができる」と話した。

岡田外相は続けて「私は併合された側,痛みを記憶する被害者側の心を決して忘れてはいけないと考える」として「今後の百年を凝視し真に未来指向の友好関係を強化して行くことを希望する」と付け加えた。彼はまた「鳩山内閣は‘村山談話’を継承している」として日本政府の既存方針を再確認した。‘村山談話’は1995年8月15日に開かれた戦後50周年終戦記念日の時に当時村山富市日本総理が太平洋戦争と戦争以前に行った侵略および植民地支配に対し公式に反省と謝罪の意向を表明した談話だ。

外交通商部当局者は「‘自負心’等、いくつかの表現は当初岡田外相の頭発言原稿になかったもの」として「岡田外相が政治家として韓国人の立場を一定配慮したと見られる」と評価した。しかしこの当局者は 「まだ日本政府が具体的な内容を出した訳ではないので見守らなければならない」と但し書を付けた。政府の別の当局者も「大きく見れば植民地支配の謝罪と反省という村山談話の基本精神からもう一歩出たものはない」とし「重要なのは日本政府の今後の政策ではないだろうか」と指摘した。

天皇訪韓と関連して、岡田外相は「諸般事情を考慮して慎重に検討していこうと思う」とし留保の態度を見せた。在日同胞への地方参政権付与問題に対しても、彼は「日本政府としては現在検討中」と明らかにした。日本内部でも反対世論が少なくない点を考慮し直答を避けたものと分析される。

イ・ヨンイン記者yyi@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/404348.html 訳J.S