原文入力:2010-02-11午後09:04:15(1889字)
放文振 社長公募 論議
大邱MBC社長を務めたキム・ジョンオ理事 しばしば挙論され
ギム・ジェチョル清州MBC社長 記者の時からMBと接触
プログラム保守化 憂慮…労組 "誰がきても落下傘"
イ・ムニョン記者,キム・テヒョン記者
←放送文化振興会キム・ウリョン理事長と理事たちが11日午後、ソウル,汝矣島の放文振会議室で<文化放送>(MBC)の新代表理事選任基準と手続きを議論するための臨時理事会を開いている。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr
放送文化振興会(放文振)が11日臨時理事会を開き<文化放送>(MBC)後任社長を公募で選ぶことを決めた。具体的日程は12日にまた理事会を開き確定することにした。放文振は確定と同時にインターネットで候補受付を行い2月末か3月初めの定期株主総会に合わせて選任手続きを終える計画だ。この日野党理事らはオム・ギヨン社長の辞退を招いたキム・ウリョン理事長の謝罪を要求し理事会から退場した。
文化放送内外で議論されている後任社長候補たちの最も大きな特徴は、李明博大統領の母校である高麗大出身が絶対多数という点だ。大部分が保守指向の人物で、露骨な親ハンナラ党行動を示した人物もいる。政権の指名を受けて赴任する場合、文化放送の報道とプログラムの急激な保守化が憂慮される所以だ。
最もしばしば口頭に上る人はキム・ジョンオ<OBS>常任顧問兼ヨンアン帽子 放送部門理事だ。高麗大を出て文化放送報道本部長と大邱文化放送社長を務め、OBS開局時に副会長を引き受けた。2007年1期修習公開採用時は株主の要請で書類審査不合格者を面接対象者に含ませ労組の反発をかった。彼を巡って「保守とは違う合理的保守主義者」という評価もある。OBS関係者は「昨年キム顧問が‘MBCに行けば労組と戦わなければならないので行くつもりはない’としながらも‘大統領府でずっと行けと言うならば行くほかはない状況が発生することもありうる’と話した経緯がある」 として 「社長になれば政権が振り回す外圧にまで勝ち抜くことは難しい人」と評した。
キム・ジェチョル清州文化放送社長は現与党と最も密着した人物に挙げられる。キム常任顧問と同じ大学を卒業した。政治部記者の時、国会議員時期の李明博大統領と会い長きにわたり接触を積み重ねたと知られる。特にオム・ギヨン社長選任当時の2008年初め(蔚山文化放送社長として在職)社長職に挑戦した時は労組が声明まで出し「彼は公然とハンナラ党行事に参加してきた」として反対した。蔚山文化放送関係者は「キム社長は親ハンナラ党指向が強く、本社社長になれば報道と製作に及ぼす否定的影響が大きいだろう」と憂慮した。清州文化放送関係者も「2008年7月イ大統領が忠清北道道庁に業務報告受けにきた時、公営放送社長として清州空港活性化方案をブリーフィングしていぶかしがられることもあった」と伝えた。
ク・ヨンフェ美術センター社長も高麗大出身だ。文化放送のある記者は「報道局長時期、ボス気質があり内部的に従う人が少なくなかった」と話した。湖南(全南,求礼)出身という点が不利に作用するだろうという意見もある。
ユ・キチョル大田文化放送社長とチョン・フンボ春川文化放送社長は、相対的に社長選任の可能性が低く占われる。ユ社長はイ・ドングァン大統領府広報首席の信一高の先輩で、候補群中唯一高麗大出身でない。チョン社長はソウル大を経て高麗大大学院を出た。
社長職務代行を受け持っているキム・ジョングク企画調整室長も言及されている。信一高と高麗大を卒業した。文化放送のある幹部は「PD手帳論難が真っ最中である時、経営陣会議でPD手帳改善の必要性を力説しキム・ウリョン理事長から‘話の通じる人’という言葉を聞くこともした」と伝えた。
イ・クンヘン労組委員長は「現在ではこれらの中の誰が来ようが大統領府と放文振要求を遂行する‘落下傘’に過ぎない」と明らかにした。ヨン・ポフム労組広報局長は「政権のMBC掌握の道具に転落した現放文振を解体し政治的外圧から放送独立を守ることができる理事らで新しい放文振を構成し社長を選任しなければならないというのが労組の原則」と話した。
イ・ムニョン記者moon0@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/404343.html 訳J.S