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‘ハンナラ党党費’疑惑には 検察異例的説明

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/404119.html

原文入力:2010-02-10午後08:41:22(1326字)
イジョンヒ議員‘校長ら高額後援支援金 納付’疑惑 提起へ

ソク・ジンファン記者

去る9日午後、ソウル中央地検オ・セイン 2次長検事が出入り記者らに非公式ブリーフィングを要請した。ソウル,永登浦警察署で捜査中に表面化した‘民主労働党サーバー押収捜索論難’等と関連して説明することがあると話した。警察が捜査中の事案に対し捜査を指揮する検察がブリーフィングを自発的に行うことは非常に異例だ。

彼がブリーフィングで説明した核心内容は 「公務員の政党加入など不法行為を捜査中だが、これを民主労働党を狙った捜査と誤解しないで欲しい」とのことだった。検察が‘地方選挙を控え野党を弾圧しているのではないか’という世論に非常に敏感に反応していることを示す内容だ。民主労働党サーバー押収捜索などを契機に野4党が共同対応に出るなど、今回の捜査が政治争点に拡大することも負担になる雰囲気だ。

ある検察幹部は 「捜査が前には進まず‘横歩き’ばかりしているというとんでもない論難ばかりを産んでいる」として憂いを打ち明けた。捜査を受け持っているソウル,永登浦署関係者も 「通常の捜査とは違い、検察がより強力に指揮している」として「言論や捜査対象の反応も全て我々の予想を超えており極度の緊張感の中で捜査をしている状態」と話し、こういう雰囲気を裏付けた。

検察はイ・ジョンヒ民主労働党議員が9日検察とハンナラ党を狙って提起した現職校長らの高額後援支援金納付,比例代表公認申請疑惑に対しても異例的に素早い対応を示した。

検察はこの日夜、記者室を訪ねてきてこれに対し積極的に説明した。

検察は 「比例代表申請は原則的に党員だけが可能だが、公認が確定する頃に一気に党費を出し党員となる場合もあり、公認申請だけで不法だと断定するのは難しい」とし「また公務員が党でなく議員個人に出した後援支援金も不法かどうかが明確でない」と明らかにした。ハンナラ党や民主党などは避けて通り、なぜ民主労働党だけを捜査するのかとの疑いを払いのける意志が伺える部分だ。

だが10日に表面化した‘民主労働党口座捜査’論難に及ぶと‘特定政党の粗捜しをする意図はない’という検察と警察の主張は合理性に疑いを抱かせる。‘民主労働党を狙った捜査ではない’と強調して一日後に公党の後援支援金口座の金額まで言論を通じてこっそり公開されたためだ。捜査チーム関係者は 「その口座に金を出した人や後援支援金全般に捜査を拡大するつもりは全くない」としつつも「我々の立場では民主労働党がハードディスクなどを持ち出し該当被疑者らが黙秘権を行使するなど捜査に協力しないという点を考慮せざるを得ない」と話した。民主労働党の‘未申告後援支援金口座’が民主労働党などの協力を引き出すための圧迫用であることを否認しないということだ。

ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr

原文: 訳J.S