原文入力:2010-02-08午後09:43:56(1249字)
チョン・ビョングク事務総長 "解決ための方案" …同調勢力 急増
シン・スングン記者
ハンナラ党親李明博系が足踏み状態の世宗市修正論難を解消する突破口として‘国民投票論’を相次ぎ提起して出て、世宗市論難が国民投票を巡る論難に駆け上がっている。
チョン・ビョングク ハンナラ党事務総長は8日ラジオ インタビューで 「国民投票も世宗市問題解決のための方案になりうる」と話した。チョン・モンジュン代表により新事務総長に任命された彼は「(国会で)合理的手続きがなされないため国民に民意を問うほかはないという話も出てくる」と付け加えた。
国民投票論が目新しい訳ではない。昨年11月にもコン・ソンジン最高委員とチャ・ミョンジン議員などが国民投票論を提起した。だが当時は親イ陣営ですら李明博大統領に過度な政治的負担を与えるという批判が提起され、勢いを得ることはできなかった。
今回は同調勢力が急速に広がる流れだ。去る4日の政治分野対政府質問でキム・ヨンテ議員が「民主党で国民投票を要求しろ」と暗示した後、5日カン・ヨンソク,7日シム・ジェチョル議員など親イ系議員らが相次ぎ提起している。
国民投票が現実化する可能性は高くない。何より憲法が国民投票の対象を‘外交・国防・統一・その他国家安全に関する重要政策’と釘を刺しているためだ。首都圏のある親イ系議員は「修正案国会処理の可能性が希薄なので、どうにか論争に火をつけてみようという次元に過ぎない、実際に国民投票をしようという考えはないだろう」と話した。パク・ソンギュ大統領府報道官もこの日「党内一部議員たちが個人意見を前提に色々な話をしているが(大統領府は)これを公式に検討したことはない」と話した。
イ・ジョンヒョン,イ・ソンホン議員など親パク陣営も 「すでに憲法裁判所でこれ(世宗市原案)は首都移転でも首都分割でもないと判定が出たこと」として「国民投票対象にはならない」と反発している。
しかし、親イ直系議員らは朴槿恵前代表が修正案に対する議論を最後まで拒否する場合、国民投票が現実化されうると主張している。
チョン・ビョングク事務総長は<ハンギョレ>との通話で 「世宗市修正案は特定派閥や特定地域の問題ではなく、国家均衡発展と関連した重大懸案」として「国会議論が詰まれば結局は国民に直接民意を問うほかはない。むやみに先送りすることはできない」と話した。イ大統領と近い安国フォーラム出身のある側近議員も「大統領府でも‘足踏み状態’を抜け出すためには国民投票を決断しなければならないという議論がなされている」とし「単純な政治攻勢ではない」と話した。
シン・スングン記者skshin@hani.co.kr
原文: 訳J.S