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‘MBマン’国家情報院長のMBのための献身?

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/401820.html

原文入力:2010-01-29午後07:11:03(1778字)
国家情報院 相次ぐ圧力 波紋
批判的美術品 撤去圧迫・世宗市住民懐柔など
権威主義政権時期の悪習繰返し社会的論難
‘自由・真理に向けた無名の献身’という元勲 形無し

シン・スングン記者

李明博政府スタート以後、国家情報院は‘元勲’を‘自由と真理に向けた無名の献身’に変えた。しかしイ大統領の最側近であるウォン・セフン院長が率いる国家情報院で‘無名の献身’とは距離が遠い‘脱線’が反復されている。

昨年9月、市民団体に対する査察疑惑を提起したパク・ウォンスン希望製作所常任理事に対し国家情報院は名誉毀損訴訟を提起した。これに対しイ・ソクヨン法制処長さえ "不適切だ" と批判した。

まもなく国家情報院は光州の設置美術<土木共和国>撤去を圧迫した。ウォン・セフン院長は土木共和国撤去圧迫に対する批判があふれるや、昨年12月21日国会情報委で再発防止を約束した。「国家情報院の職員が通りかかり絵を見て‘これはどういうことなのか’と尋ねたことが波紋を起こした。‘現場の国家情報院職員たちが(懸案に対し)ああしろこうしろと言うことは誤りであり、これからは個別的行動をするな’と私が直接指示を与えた。」

しかし、しばらくして国家情報院は世宗市修正案に反対する住民たちを懐柔したという疑惑に包まれた。去る1日、当時イム・某燕岐郡議員らは「国家情報院忠南支部職員2人が昨年末、燕岐地域の面長,農協組合長などに会い‘地域住民たちが世宗市原案を主張しても、李明博大統領が謝罪まで表明したので原案は修正される’,‘望むものは何か。必要なものがあれば何でも上げる’として修正案支持を要請した」と暴露した。国家情報院は "事実無根" と抗弁したが、住民たちの証言は非常に具体的だ。

最近国家情報院が市民団体の<韓国放送>視聴料拒否運動に圧力を加えたという疑惑も相次ぐ脱線の延長線上にあると見られる。

過去の‘中情’や‘安全企画部’時期を思い出させる事件が最近国家情報院で度々反復されるのはなぜだろうか。

パク・ウォンスン弁護士に対する訴訟と関連して、大統領府の核心関係者は「それが政権に何か役に立つだろうか。国家情報院が事故を起こしたのだ。それでも大統領府が立ち上がってどうすることもできないではないか」とし、堪え難いといった。大統領府の意思と関係なく国家情報院が勝手に忠誠を尽くしているというが、結果的に政権に負担だけを与えたという話だ。

政界と国家情報院内外では、イ大統領がソウル市長時期に行政副市長として仕事をした最側近を国家情報院長に任命し "予想された弊害" という解釈が多い。"どうあれ上の強調点が違えば私たちは違うように動くほかはないじゃないか。過去の政府では対共・市民団体関連業務が縮小されたが、今は法治,経済興しが強調されるので職員たちにはどうしようもない。" 国家情報院関係者の話だ。ウォン院長が職員一人一人に市民団体や政界を査察しろと指示しないけれど、政権の‘食欲に合わせて’活動して見たら出てくる弊害ということだ。

国家情報院長に無制限の力を与えるイ大統領が問題という指摘も出ている。国家情報院の事情に明るいある人は「大統領の側近とか過去のように大統領府参謀や政界の顔色をうかがわずに思う存分仕事が出来る。必要ならばいつでも大統領に単独面談報告日程を定めるなど、強大な権限を行使する院長を誰が止められるか」と話した。前職国家情報院の高位要人は「ウォン・セフン院長は国家情報院職員たちに‘俺が全ての責任を負うから働け’と指示している」として「昨年末、国家情報院前職幹部出身らに内部情報が流れることを防ぐため‘退職職員接触禁止令’まで下した」と話した。
国会情報委員のパク・ヨンソン民主党議員は「絶えずこうしたことが続いて、李明博政府が国家情報院を利用して情報政治,工作政治を復活させているという憂慮を洗い落とせずにいる」と批判した。

シン・スングン記者skshin@hani.co.kr

原文: 訳J.S