原文入力:2010-01-29午後07:28:23(1334字)
再び起きた国家情報院 介入…曹渓寺に電話をかけ圧力
‘MB 風刺美術作品’・‘世宗市懐柔’等 相次ぐ論難
市民団体行事 取り消しさせ…国家情報院 "電話しなかった"
パク・スジン記者,シン・スングン記者
国家情報院職員が曹渓寺に‘圧力’を行使し進歩指向市民団体らがそこで開こうとしていた行事を取り消しさせたという主張が提起された。国家情報院のこういう行為は李明博大統領を風刺した美術作品に対する撤去要求,世宗市修正案支持のための忠南燕岐郡住民懐柔疑惑などに続くもので、国家情報院が権限を越え社会・政治的懸案に介入しているという論難を呼び起こすものと見られる。
イ・セヨン曹渓寺総務課長は29日<ハンギョレ>記者と会い「曹渓寺を担当する国家情報院職員クォン・ヨル氏が28日午前に電話をかけてきて‘反政府的な政治集会が曹渓寺で開かれる。総務院長僧侶が北韓訪問もするというのに、こういう政治集会は宗教団体に迷惑をかけないか’という趣旨の話をしてきた」として「結局28日昼12時頃、住持僧侶の指示で行事が不許可になった」と話した。この課長は「この日午後2時頃、住持僧侶が呼ぶので行ってみるとクォン氏が来ていた」と付け加えた。
不許可になった行事は来る31日から2月7日まで曹渓寺境内で開く予定だった‘アホたち愛を積む’行事で、‘真実を知らせる市民’(チナルシ)とソウルドゥレソ,ロウソクのあかり分かち合い,市民広場など2008年のろうそく集会を契機に作られた市民団体らが準備した。これらはラーメン箱1000ヶを利用して高さ10mの瞻星台(チョムソンデ)造形物を積んだ後、このラーメンを生活困難者に配る計画だった。行事期間中には‘医療民営化反対’,‘公企業民営化反対’,‘4大河川事業推進中断’,‘<韓国放送>(KBS)受信料拒否’等を主題にしたパフォーマンスも準備されていた。行事は昨年12月、曹渓寺宗務会議の許可を受けた。
イ課長は「宗務会議が許可した行事が不許可になったことは今回が初めて」としながら「国家情報院の電話はかなりの負担で公権力の乱用」と話した。
パク・ウンジョン‘チナルシ’運営委員は「今回の行事はラーメンを疎外された隣人と分けあい‘公共機関民営化反対’等を通じて庶民の暮らしに脅威となる要素を除去しようという意味で準備したこと」としながら「こういう生活困難者助け合いさえ国家情報院が威嚇し干渉するのは表現の自由が制限された荒んだ大韓民国の現実を示す」と話した。市民団体らは新しい空間を探せれば行事を行う計画だと明らかにした。
これに対し国家情報院高位関係者は「クォン氏は仏教界担当で普段から曹渓寺に色々な電話をしている」として「だが愛のラーメン塔積み行事を中断しろとの内容の電話をしたことはない」と明らかにした。
パク・スジン,シン・スングン記者jin21@hani.co.kr
原文: 訳J.S