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検察 "先にハン前総理 尋問" 裁判所 "適切でない"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/401634.html

原文入力:2010-01-29午前09:25:58(1050字)
初公判準備期日 開催

パク・ヒョンチョル記者

ハン・ミョンスク(66)前総理のわいろ授受疑惑を巡り検察と弁護団が初公判準備期日から鋭い神経戦を繰り広げた。

28日ソウル中央地裁刑事合議27部(裁判長 ハン・ヤンソク)審理で開かれた公判準備期日に、検察は通常は公判手続きの後半部分に行う被告人尋問を先に進行してくれと裁判所に要請した。検察は「ハン前総理側は控訴事実と当時の状況を否定するばかりで、具体的にどのような内容を争うのかを明らかにしないでいる」とし、被告人尋問を操り上げなければなければならないと主張した。また検察は大韓石炭公社社長任命請託と共に5万ドルを渡したというクァク・ヨンウク(70)前大韓通運社長の陳述内容など25ヶ項目を認めるのか認めないのかを明らかにしろと要求し、ハン前総理側の立場と対応戦略把握に集中した。

弁護団はハン前総理の5万ドル授受疑惑を否認し、検察の要求どおりに尋問順序を定めることはできないと反論した。ペク・スンホン弁護士は「控訴事実の立証責任は検察にあり、捜査過程と内容に同意できず黙秘権を行使した」と対抗した。これに裁判所は「ハン前総理の主張は冒頭陳述や意見書等を通して知ることが出来るので、被告人尋問を先にすることは適切でない」とし検察の要求を受け入れなかった。

また弁護団は「検察は主にクァク前社長の陳述に依存して起訴しており、クァク前社長の陳述が(捜査過程で)変わっているので、そのような陳述が出てきた過程を知る必要がある」とし、陳述書を追加提出してくれと要求した。検察は"プライバシー" を挙論して難色を示したが、裁判所は弁護団の申請を受け入れた。

クァク前社長の陳述が変わったという主張に対し、検察は記者らに「クァク前社長が初めハン前総理にお金を与えたと述べたが、調書には残さなかった。ところが調査が終えられる時点で陳述に信憑性があると判断し調書を残した」と説明した。

一方、弁護人らと共に出てきたクァク前社長は検察が提示した控訴事実と証拠に全て同意すると明らかにした。次の2回目公判準備期日審理は来月26日に開かれる。

パク・ヒョンチョル記者fkcool@hani.co.kr

原文: 訳J.S