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キム・サンゴン京畿教育長 陳述拒否 "時局宣言は憲法上の表現の自由"

原文入力:2010-01-28午後10:02:09(1664字)
民主 "李明博政府 又も無理な法執行"

ホン・ヨンドク記者,シン・ソヨン記者








↑‘公教育正常化 教育財政確保 京畿運動本部’等、京畿道教育関連市民団体会員たちが28日午後、水原,霊通区,遠泉洞の水原地方検察庁前でキム・サンゴン京畿道教育長に対する検察捜査中断を要求している。 水原/シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr

時局宣言に参加した教師の懲戒を保留し、教育科学技術部と保守団体らから職務遺棄疑惑で告発されたキム・サンゴン(60)京畿道教育長が28日、水原地検に出頭し調査を受けた。

キム教育長はこの日午後2時、検察に出頭し「時局宣言は憲法上の表現の自由であり、大法院の最終判決まで懲戒を留保したことを検察が犯罪疑惑として捜査するのは正しくない」とし「不必要な論難を終わらせ教育現場の混乱を防ぐために出頭した」と話した。キム教育長は「事実は明確であり法理的判断だけが残っているので検察でさらに言うべき言葉はない」として「検察が健全な法常識で判断するものと信じる」と付け加えた。キム教育長はチェ・ビョンモ,パク・コンウ弁護士など共同弁護団と共に水原地検公安部映像録画調査室でホ・テウォン検事から被告発人調査を受けた。キム教育長は検察調査で身分確認の他には陳述を拒否し、3時間後の午後5時10分頃に調査を終え検察庁を出た。

検察は「キム教育長が教科部の職務履行命令を拒否した理由などを尋ねた」とし「キム教育長が何の陳述もせず、すでに確認されている事実を総合的に検討して処理する」と明らかにした。

共同弁護団のキム・チルチュン弁護士は「教師たちの時局宣言が違法や懲戒理由にはならないという既存判例があり、最近では全州地方裁判所1審で無罪判決が下されてくる状況であり、裁判所の最終判決の時まで懲戒を保留したのがどうして職務遺棄になるのか」と話した。キム弁護士は「職務履行命令が不当ならば団体長の裁量権と地方自治権保護のために大法院に訴訟を起こせるようにされており訴訟を起こし現在審理中」として「検察召還が不当だという点に抗議する意味で陳述を拒否した」と明らかにした。

キム教育長は昨年4月‘李明博政府の教育政策に対する審判’を掲げ、京畿道初代民選教育長に当選した。しかし在任8ヶ月間に小学校無償給食拡大と学生人権条例制定など進歩的政策を推進し、ハンナラ党一色の中央政府と国会,地方政府・議会の‘集中砲火’を受けた。

はなはだしきはハンナラ党が絶対多数の道議会は4ヶ月間にわたり道教育庁に対する行政事務調査を行うことを昨年12月決めた。キム教育長は今回の検察調査に続き、道議会が告発した選挙法違反疑惑に対して選管委調査も受けなければならない。

しかし、キム教育長の進歩的教育政策を支持する市民や市民団体,政治家たちの支持と後援も少しずつ大きくなっている。この日午後1時30分頃、水原地検正門前交差点には正しい教育父母会と京畿進歩連帯,京畿地域150余の市民団体らで構成された京畿教育希望連帯など市民団体会員200人余りが駆せ参じた。これらは‘政治召還中止’等のスローガンを叫びキム教育長に力を吹き込んだ。

シム・サンジョン前進歩新党代表もこの日、水原地検前で開かれた‘キム・サンゴン教育長弾圧阻止と民主的教育自治守護のための記者会見’で 「検察と京畿道議会などが合同作戦で‘キム・サンゴン殺し’に出ている」と批判した。キム・ジンピョ民主党議員は「検察がキム教育長の正当な業務執行に対し、このように無理に召還するのは李明博政府の無理な法執行のもう一つの事例」と非難した。

水原/ホン・ヨンドク記者ydhong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/401616.html 訳J.S